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前代未聞の”職場放棄”をしたキャディーの大江順一氏(右)と思わず泣きだした大西葵プロ(左)。先週のサントリーレディスオープンでは息ピッタリだったのだが…(資料写真・日刊スポーツ/アフロ)
前代未聞の”職場放棄”をしたキャディーの大江順一氏(右)と思わず泣きだした大西葵プロ(左)。先週のサントリーレディスオープンでは息ピッタリだったのだが…(資料写真・日刊スポーツ/アフロ)

なぜ前代未聞のキャディー”職場放棄騒動”が起きたのか…トラブルメーカーの”過去”と女子ツアーの特殊事情

JLPGA の寺沢範美副会長は24日に「詳細は調査中」と説明は避けたが、「不適切なことはあったかもしれないので審議する。結果は後日報告する」とも明言した。当該者への事情聴取後にもなんらかの処分が下される方向。

 実は、前出した2015年のプロアマで大江キャディーが起こした事件時に下された12日間の職務停止の処分には、当時「甘すぎる」という声が噴出していた。2度目となる今回は、1か月以上の職務停止となるのは避けられない。それ以上の厳罰も十分に考えられる。ネットやSNS上では、ファンの間から厳罰を求める声が多く出ている。

 大江キャディーにも言い分はあるのだろう。ただ、途中でバックを放置して職場放棄したのは、言語道断の蛮行である。今回、大江キャディーは、ほぼすべての選手を敵に回してしまった可能性がある。選手からお呼びが掛かって初めて成立するキャディーという職業。選手の「NO」の声が、キャディーにとっては、どんな処分よりも重い“罰“となるのかもしれない。

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