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“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハオープン出場をSNSで表明したが、まだ非難が殺到する事態に(資料写真・ロイター/アフロ)
“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハオープン出場をSNSで表明したが、まだ非難が殺到する事態に(資料写真・ロイター/アフロ)

「サヨナラ…あなたが去ることを誰も悲しまない」“ボールガール事件”のブズコバ組が全英OP準決勝で敗退…最後まで続いた非難の声

 最後の最後まで非難の対象になるほど、ブズコバ、ソリベストルモ組が全仏オープンの女子ダブルス3回戦のボールガール事件で見せたスポーツマンシップに欠く行為が世界中の関係者やファンに抱かせた嫌悪感は大きかったのだろう。加えて沈黙を貫いていたことで問題が沈静化していたのにもかかわらず、ブズコバが、ウィンブルドン選手権が迫っていた今月上旬にSNSを再開。母国チェコのメディアの取材にも応じて、失格騒動について弁解や反撃を始めたことが、火に油を注ぎ、炎上騒ぎを再燃させてしまった。
 母国チェコのメディアもブズコバを擁護する報道を続けていたが、大会12日目の現地時間14日は違った。というよりも、ベスト4進出とともに四大大会におけるキャリアハイを更新しながら完敗を喫したブズコバは報じる対象にならなかった。
 母国メディアの関心は、現地時間15日の女子シングルス決勝に臨むマルケタ・ボンドロウソバ(24、チェコ)であり、次の全米オープンが現役最後の舞台になると表明しているストリコバがシェとともに臨む、16日の女子ダブルス決勝にすでに注がれている。
 ブズコバより先にウィンブルドンの地を去った加藤は、自身のツイッター(@miyukato1121)で日本への一時帰国を報告。今後は8月28日に開幕する全米オープンに向けて、アメリカ大陸でのハードコートの戦いに備えるとつぶやいている。
 女子シングルスでもベスト16に進出したブズコバも、全仏からペアを再結成したソリベストルモとともに戦いの場を全米オープンを見据えたハードコートに移す。今大会では幻に終わった両ペアの因縁の再戦は全米オープンで実現するのか。コート外で誹謗中傷が飛び交うような異常事態が次の全米オープンでは沈静化することを関係者やファンは心から願っている。

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