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伊東純也が先制ゴールを決める。日本が敵地でドイツに4-1で快勝した(写真:ANP Photo/アフロ)
伊東純也が先制ゴールを決める。日本が敵地でドイツに4-1で快勝した(写真:ANP Photo/アフロ)

「悪夢と屈辱が再び繰り返された」「日本を褒めるしかない」独メディアは4-1で勝利した日本の規律ある守備を称賛して母国ドイツを酷評

  サッカーの日本代表が9日、ドイツ・ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン・アレナで行われた国際親善試合でドイツ代表に4-1で快勝した。前半11分にMF伊東純也(30、スタッド・ランス)のゴールで先制した日本は、同点とされた3分後の同22分にFW上田綺世(25、フェイエノールト)のゴールで勝ち越し、後半終了間際にはMF久保建英(22、レアル・ソシエダ)のアシストから2ゴールを追加した。昨年のカタールW杯に続く勝利に、ドイツメディアは自国代表チームを酷評するとともに日本を称賛した。

 「日本の規律正しいディフェンスの前にドイツはアイデアに欠けた」

 

 中東カタールで世界を驚かせる金星をあげてから290日。リベンジを期して臨んできたドイツを、日本が大量4ゴールを奪う快勝で返り討ちにした。
 敵地ヴォルフスブルクに乗り込んだ9日の国際親善試合。フォルクスワーゲン・アレナに何度も響きわたったブーイングに、日本の強さが反映されていた。
 開始11分。右サイドを突破したDF菅原由勢(23、AZ)の鋭い低空クロスに伊東がニアサイドで反応。DFアントニオ・リュディガー(30、レアル・マドリード)の眼前に入り込み、右足を伸ばしてコースを変える技ありの一撃をゴールに流し込んだ。
 巧みなパス回しからMFレロイ・サネ(27、バイエルン・ミュンヘン)に同点弾を決められてからわずか3分後の同22分。再び菅原が右サイドを突破してクロスを供給する。ニアサイドへ走り込んだ伊東のシュートは当たり損ねとなったが、中央にいた上田がこぼれ球にとっさに反応。左足を合わせたシュートがゴール右隅に吸い込まれた。
 ドイツのハンジ・フリック監督(58)は、ボランチを主戦場にしていたヨシュア・キミッヒ(28、バイエルン)を右サイドバックに、センターバックのニコ・シュロッターベック(23、ボルシア・ドルトムント)を左サイドバックにすえる新布陣で日本との再戦に臨んだ。
 しかし、ともに左サイドを突破されての失点に、ドイツ紙『Frankfurter Allgemeine』は菅原の名前をあげながら「実験は失敗に終わった」と指摘。今年に入ってからの国際親善試合で1勝1分け4敗とどん底にあえぐドイツを酷評した。
「フリックの試みはまったく機能しなかった。特にシュロッターベックは先制された場面で、ほとんど無抵抗で日本の右サイドバック菅原にクロスを許した。サネの同点ゴールとともに、指揮官が落ち着きを取り戻したのはほんのわずかな時間だった。またもやシュロッターベックの不注意から菅原にクロスをあげられ、勝ち越しゴールを決められた。W杯のリベンジを期すテストマッチですべてを好転させるはずが、さらに深刻な危機に陥った」
 シュートこそ防がれたものの、41分には相手のパスをインターセプトした上田がビッグチャンスを迎える。打ち合いになった前半、4バックを3バックにスイッチした日本に攻撃を封じられたドイツの後半を、同国メディアの『T-ONLINE』は「屈辱」と総括した。
「ドイツの守備は極めて不安定だった。特に序盤の乱打戦では、ドイツのディフェンスは矢のように素早い日本の攻撃をほとんど止められなかった。日本は勇気を持って試合をスタートさせ、序盤からドイツチームのビルドアップを混乱させ、自分たちがポゼッションしている状況でも前へ、前へと危険なプレーを繰り出してきた。後半に入ると一転して、日本の規律正しいディフェンスの前に、ドイツの攻撃はただただアイデアに欠けていた」

 

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