• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 井上尚弥に4団体統一戦で逃げまくって倒されたバトラーが今さらの悪質“言いがかり”「階級を上げて倒しているのは普通じゃない。ドーピング検査が必要」「リングを小さくしていた」
バンタム級の4団体統一戦で逃げまくって井上尚弥にTKO負けした元WBO王者バトラーが悪質な“言いがかり”をつけた(左)が(写真・山口裕朗)
バンタム級の4団体統一戦で逃げまくって井上尚弥にTKO負けした元WBO王者バトラーが悪質な“言いがかり”をつけた(左)が(写真・山口裕朗)

井上尚弥に4団体統一戦で逃げまくって倒されたバトラーが今さらの悪質“言いがかり”「階級を上げて倒しているのは普通じゃない。ドーピング検査が必要」「リングを小さくしていた」

 

 さらにフルトン陣営がギリギリまで注文をつけてきたバンテージ問題についても、バトラーは、こう言及した。
「オンラインのビデオで(フルトン戦のバンテージを)我々も確認した。確かに重ねて巻かれていたが、日本では奇妙な理由によってそれが許されている。我々(英国)は明確に禁止しているが、彼らのところでは許されていた。井上のトレーナーが、通常通りのバンテージの巻き方をしたかどうかは100%定かではないが、フルトン戦では、重ねて巻かなかったと思う。ただ、私との試合では重ねて巻かれて、彼の手に巻かれているバンテージを見て、私のトレーナーは、あのような巻き方は一度も目にしたことがないと言っていた。手の肌に直接、幾重にもテープが巻かれ、それからバンテージ、テープ、バンテージ、テープと重ねられた。トレーナーは、これまで目にした中で最高のもの、ハンドラップの場面は、たくさん見ているが、井上のそれはスペシャルなものだったと言っていた」
 英国では肌に直接テーピングを巻くことは禁止されているが、日本のルールでは許可されている。フルトン戦では、クレームをつけられたため、まずガーゼを巻いてからテーピングした。バトラー戦では、事前に注文はなかったため、相手トレーナーが立ち合いのもと、日本のルールに従って、直接、テーピングから巻いたが、今になってバトラーが、それに物言いをつけているのだからお笑い草だ。
 そしてバトラーのとんでも発言の究極が井上のドーピング疑惑だった。
 無敗の元5階級制覇王者で、那須川天心(25、帝拳)や朝倉未来(31、トライフォース赤坂)とエキシビションマッチを戦ったことで日本でも著名になったフロイド・メイウェザー・ジュニア(46、米国)が8月に米ユーチューブ番組「FightHype.com」に出演して「井上は米国に来てランダムに行われる血液や尿の検査(ドーピング検査)を受けて戦う必要がある」と問題発言をした。
 そのメイウェザー発言についての意見を求められたバトラーは、こう答えた。
「井上と戦う数年前から私は彼に(ドーピングの)検査が必要だと言っていた。7ストーン10(ライトフライ級の48.97キロ)から8ストーン10(スーパーバンタム級の55.34キロ)に体重(階級)を増やし、彼は依然として相手を倒し続けている。普通だとは思えない。彼はとても優れていて技術はとても良く、信じられないほど素晴らしい。だが、あのパワーは(上の階級に)持ち込めるものなのだろうか。何年も前に(マニー・)パッキャオについて、みんなが、はるか下の階級(フライ級)から一番上(スーパーウェルター級)まで上げて(WBC世界同級王者のアントニオ)マルガリートを倒すまで、どうやっていたんだ? と話していたようなものだ。どのように彼はやっているのだろうか。私はフロイド(メイウェザーの意見)が正しいかもしれないと思う。井上は通常の検査のために米国に来る必要があると思う。ただ彼は不正を一度も証明されたことがないのだから、彼を指さして不正をしていると言うことはできない」

 

関連記事一覧