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大ブーイングを浴びたトロントで大谷が7号ソロを放つ(写真:ZUMA Press/アフロ)
大ブーイングを浴びたトロントで大谷が7号ソロを放つ(写真:ZUMA Press/アフロ)

敵地トロントメディアは大ブーイングの中で放った大谷翔平の7号ソロをどう報じたか…「大谷が投下した爆弾がブルージェイズにとってショッキングなほど恥ずかしい夜のきっかけとなった」

 地元紙のトロントサン紙は「このブーイングは、我々の中で約束されたことだった。しかし、スポーツ界の最高の選手の多くがやり遂げたように、この日本の天才は信じられないほど素晴らしいタイミングの良さを持っていた」と書き出し、「ドジャースと契約するために(ブルージェイズとの契約を)拒絶して以来、初めて立ったトロントの打席で、まだロジャーズ・センターにブーイングが轟いている中で、大谷が先発のバシットから本塁打をガツンと食らわせた」と伝えた。
 同紙は、「逃した人の爆弾の投下は、ブルージェイズにとってショッキングなほど恥ずかしい夜のきっかけとなった。満員の観客は大谷にブーイングを飛ばすことがやりたかったすべてのことだったのかもしれないが、大谷はドジャースが12-2で大勝する中で、大金のみならず高笑いも手にした」との表現で大谷の活躍を報じた。
 そして「この夜は2024年のブルージェイズの現状を語る試合だった。この5カ月のチームの窮状を追い続けて、怒りを高ぶらせているファンにすれば、さらに懸念を募らせる試合だった。必要だった大谷を逃したことが失望のオフシーズンへと続いた」と嘆いた。
 MLB公式サイトは、「大谷の本塁打がバシット、ブルージェイズにとって辛い夜の前兆となる」との見出しをとって、大ブーイングの中で大谷が放った7号ソロを報じた。
「本当のところファンは大谷に個人的な恨みがあるわけではない。トロント以外のすべての球団では解決している大谷のFAに関する物語は、大谷がドジャースの一員としてロジャーズ・センターの最初の打席で本塁打を放った金曜日の夜に、また新たな辛辣な一章に至った」
 同サイトも、ブルージェイズ打線の低迷を説明した上で「大谷と彼のOPS1.100はブルージェイズにとって確かに欲しいものだが、1人の打者が打線を作り上げるわけではない。大谷が打線を引っ張っているかもしれないが、ドジャースはア・リーグトップのOPSでメジャー3位の打点を誇った2022年のブルージェイズのメンバーだったテオスカー・ヘルナンデスを含め、6人が複数安打を放った」と続けた。
 また同サイトはシュナイダー監督の試合後コメントを紹介している。
「試合は終わったこと。バシットは優れた投手だが、、今夜は彼らしい投球ができなかった。選手たちは戦った。しかし、タフな夜だった。こうした夜は、残念ながら起こり得る。(敗戦の)こっち側にいれば最悪で、反対の時もあるが、選手たちはプロだ。彼らはタフな試合だったと受け止めて先に進む。それが野球の美しさ。明日にまた試合がある」
 明日27日(日本時間28日)の第2戦には連勝中の菊池が先発マウンドに上がる。

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