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レンジャーズ戦で佐々木朗希の球種が二塁走者に盗まれ打者にサイン伝達していた疑惑が(写真:Creative 2/アフロ)
レンジャーズ戦で佐々木朗希の球種が二塁走者に盗まれ打者にサイン伝達していた疑惑が(写真:Creative 2/アフロ)

「何やってんだ?」佐々木朗希の球種をレンジャーズが盗み「サイン伝達疑惑」がSNSで拡散…4回2失点黒星もその場面は三者連続三振で「わかっていても打てないなんて」と意外な高評価

 だが、メジャーでは二塁走者による打者への球種伝達はOK。前出のアルダヤ記者によると「もしクセが見えている場合、二塁走者が味方打者にそれを伝えること自体は完全に合法である」という。
 肉眼によって球種のクセを見破り、二塁からサイン伝達することは違反ではないのだ。メジャーでは、ピッチコムが使用されているため捕手のサインは盗めない。おそらく二塁走者からは佐々木のグローブの中での握りが見えているなど、明らかなクセが出ていて、それを確認してニモはジャンプのアクションで打者に伝えたのだろう。
 SNSでは意外な反応が見られた。
 合法とはいえモラルに反するようなニモの行為を「信じられない行為だ」「明らかなモールス信号」と批判的な声がある一方で「何がくるかわかっていたら簡単に打てるはず」「球種がわかっていたのに打てなかったなんて…」「速球さえコントロールできれば特別な存在になれる」と、球種がバレても、三者連続三振を奪った佐々木の能力を称える声が少なくなかったのだ。
 実は、2被弾を含む6失点をした5日(日本時間6日)のナショナルズ戦後に捕手のダルトン・ラッシングが「球種のクセがバレているのかもしれない」との疑念を口にしていた。
 今後は、クセの修正は必要になってくるだろうが、やはり昨季のポストシーズンでストッパーとして存在感を示した佐々木にはとんでもないポテンシャルが秘められているのだ。
 米サイト「ドジャースダイジェスト」のチャド・モリヤマ記者もXで、こう鋭い分析をしている。
「面白いのは、結局みんな三振しているってところなんだよね。球種が分かっていたことで、むしろ”打ちにいこう”というスイングモードに入ってしまって、結果的に制球が安定していない球にまで手を出しやすくなった可能性がある」
 前出の「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」によると、デーブ・ロバーツ監督は、試合後に佐々木をこう評した。
「彼が降板した時点でも、まだ試合に勝てる状況にあった。試合を崩壊させる流れにしなかったことは評価できる。ただ6奪三振や空振りを取れていたことを考えると本来はもっと長いイニングを投げられるだけの内容だった。そこについては本人と話をした。先発を託された以上、少なくとも5イニング以上を投げることを目指さないといけない。そのあたりが次のステップであり安定してそれができるようになる必要がある。ただ成長という意味では、踏ん張って必要な場面でしっかり投げ切った」
 さらに「良い」「悪い」が極端だった理由について「正直なところ分からない」としながらも、こう続けた。
「ただ言えるのは厳しい場面やプレッシャーがかかった時にはしっかりと投げ切れているということ。問題はそうなる前にどうやって主導権を握るか、イニングを悪い流れにしないか。それができるのが一流の投手。今日やこれまでの登板を振り返ると良くない四球もいくつかあった。本来は攻めて打たせるべき打者に対しても四球を出してしまっている。それが改善されればもっと効率の良い投球ができる」
 まだ佐々木は白星がない。4度目の先発に注目が集まる。

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