「負け犬の遠吠えだ」「馬鹿げたクレーム」カブス監督が「大谷ルール」に「奇妙」と文句をつけロバーツ監督が「大谷のような選手を見つけてくれば」と反論した問題を巡りSNSで大論争が起きる
メディアの受け取り方も様々だった。
前出の「ジ・アスレチック」は「(大谷ルールは)巨額の資金力を持つ球団にとっては、さらに有利な要素となっている」と、どちらかと言えば、カウンセル監督側に立って説明を加えた。
だが一方でカブス専門メディアである「ブリード・カビー・ブルー」の創設者のアル・イエロン氏は、大谷が残した功績を紹介した上で「カウンセルは、あの発言をするべきではなかったし、特に今週末にドジャースの3連戦を控えているタイミングで言うべきではなかった。この話題はシリーズ前に間違いなく再び取り上げられるだろう」と否定的だった。
SNSでは両監督のコメントを踏まえた上で大論争が巻き起こった。
「エンゼルス時代にはこんな議論はなかったじゃないか」
「ドジャースファンじゃないが、もし一人の選手が投げて打てるなら、今のルールが公平だ。カウンセルは文句ばかり言ってるクソ野郎だ」
「負け犬の遠吠えだ」
「それならカブスの選手の一人を投手/打者として指名すればいい。それで問題解決だ」
「どんなチームでもこのルールを活用できる。ルールについて泣き言を言うのは好きじゃない、ルールはルール。文句を言うとチームが弱々しく見えるよ」
「このルールは特定の1チームのためのものでもない。馬鹿げたクレームだ。二刀流の選手を自分たちで獲得すればいいだけだ」
「なぜカウンセルはこのルールの実施時に声を上げなかったのか。今になって奇妙だ」
「ドジャースを好きじゃない野球ファンの言葉」
「ドジャースが過去2年間で優勝していなかったらこんな議論は起こらない」
カウンセル監督の主張に異議を唱える声が多くみられる一方で、その意見に賛同する声もあった。
「カウンセルの言う通りだ。なぜドジャースだけが他のどのチームよりもロースターに投手を一人多く加えられるんだ」
「カウンセルに反論するのは難しいと思う。ドジャースにはあらゆる例外が認められている。ウォームアップ投球のための追加時間もある。これってちょっとやりすぎじゃないか」
「彼の言うことは間違っていない。どんなチームでもこれができると装うのは不誠実だ。このルールは追加のウォームアップ時間や地元TVの放映権契約のように、たった一つのチームにしか利益をもたらさない。そしてそれはいつも同じチームだ」
大谷がリアル二刀流での登板時にウォームアップの時間が多く取られることについてはブルージェイズも問題提起していた。
また「こんなアイデアはどうだ。投手ロースターの制限を完全に撤廃する。26人の中で投手が15人でもOKにすればいい」との合理的な意見もあった。
米サイト「クラッチポイント」はこの論争をこうまとめている。
「大谷が二刀流の常識を塗り替え続ける限り、競争の公平性を巡る議論が収まることはなさそうだ」
週末のドジャース対カブス戦前に再び論争が激しくなりそうだ。

