「阪神が弱点を曝け出す。楽には優勝させてもらえない」虎が7年ぶり16失点で横浜DeNAに敗れ先制負け無しの不敗神話ストップ…石井、及川欠くブルペン不安露呈で救援防御率はリーグ4位に急落
阪神が21日、横浜スタジアムでの横浜DeNA戦に9-16で逆転負けを喫した。先発の才木浩人(27)が3点のリードを守れず、中継ぎ陣も炎上し、8回に1点差に詰め寄るも湯浅京己(26)、岩貞祐太(34)の2人が6失点して踏ん張れず、7年ぶりの16失点。先制した試合で9試合負け無しだった不敗神話もストップした。
モレッタ&湯浅の勝ちパターン投手が崩れる
先制試合負け無しの不敗神話のストップは、まさかのエースの背信から始まった。坂本、佐藤のタイムリーなどで3点のリードをもらうも才木は3回に牧に2ランを許し、5回に2点の追加点をもらうも、勝利投手の権利がかかった5回に崩れた。
先頭の三森にセンタ―前ヒットを許し、足で揺さぶられ、一死三塁から、佐野をセカンドゴロに打ち取ったかに見えたが、飛んだコースが悪く、バックハンドでさばいた中野の送球がそれてまず1点。さらに度会、山本、勝又に3連打を浴びて、この回、一気に4点を奪われて逆転を許してしまった。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「狙い打ちされた印象がある」と指摘した。
「5回の2点の追加点で3点差となった直後だ。投手は時折、余裕なのか、油断なのか、エアポケットのような状況に陥ることがある。度会へのフォーク、勝又を0-2と追い込んでからのストレートも悪いボールではなかったが、どちらもわかっていたかのように食いつかれた。ストレート、変化球のひとつひとつは悪くない。問題は緩急がなく1本調子になってしまっている点にあると思う」
そして石井を怪我、及川を調整不足で欠き、不安視されていたブルペン問題が露呈した。
7回に追いつくも、その裏、3番手のモレッタが炎上した。佐野、宮崎に連続四球を与え、度会にライト前ヒットでつながれ無死満塁にされて、山本に押し出しの四球。ワンアウトも取れないまま藤川監督は木下にスイッチした。
「満塁でくる事はなかなかない。緊張したが自分を信じて全力でスイングした」という高卒8年目の勝又にセンター前へタイムリーを許し、その後、さらに満塁とピンチを広げて、牧の三塁頭上を襲うライナーを佐藤がジャンプしてグラブに当てながらも捕球できず1点を追加された。この回、モレッタと木下の2人で4失点である。
8回に4安打を集中して1点差にまで詰め寄るが、その裏に投入した湯浅が誤算だった。

