「池山は、はしゃぎ過ぎだ。どうにかしろ!」ヤクルトのレジェンドOBが快進撃の”光と影”を忖度抜きで分析…「先発が弱く最終的には定位置に落ち着きそうだが開幕の勢いで上位に食い込むかも」
また守護神に指名された新外国人キハダは6試合に登板して6セーブ。いまだ防御率は0.00だ。セットアッパーの木澤、清水、リランソ、廣澤も防御率0.00。育成出身の2年目の廣澤がすでに2勝をマークするなど逆転を呼び込むラッキーボーイとなっている。セットアッパーは、日替わりで完全に固定はしていないが、昨季新人王の荘司がビハインドの展開で起用されるほどブルペンは充実している。
池山監督の采配ではバントをしないことも話題になっている。8日の阪神戦では1点を追う3回無死一塁で投手の松本にバントをさせず、5回無死一、二塁で開幕10試合目にして初めて伊藤にバントをさせた。12日の巨人戦でも、0-0の3回無死一、二塁で古賀にバントをさせて、これが2度目。
球界大御所は、その戦法には苦言を呈した。
「メジャーみたいに1番から9番まで4番打者が揃っているわけじゃない。まして投手が打席に入る。バントが必要な場面では、させなきゃいかん。そのうち点が取れなくなってくる」
また広岡氏が心配しているのが先発投手陣だ。
「いまのところ大きな失敗はなく、山野、高梨、奥川が頑張ってはいるが、ブルペンに比べて先発投手は弱いし足りない。心配なのは奥川。向こう気の強い好投手だが、怪我があってローテーを守れたシーズンがない。いかに怪我なく回すかが課題になるだろうな」
山野が3戦3勝するなど、吉村、高梨、奥川、小川、松本の6人ローテーは機能しており、まだ勝ち星がないのは奥川だけ。ただ1年を考えると広岡氏が指摘するように不安要素は多い。
広岡氏は、こう結論づけた。
「厳しい言い方だが、この先発の顔ぶれで優勝争いは難しい。最終的には定位置に落ち着きそうだが、この開幕の勢いのまま上位に食い込むかもしれん。間違いなくセ・リーグのダークホースだよ」
昨季最下位に沈んだヤクルトの快進撃はどこまで続くのか。今日14日は、準本拠地である愛媛の松山での横浜DeNA戦だ。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

