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吉田麻也がアイスランド戦で10分限定でスタメン出場する
吉田麻也がアイスランド戦で10分限定でスタメン出場する

アイスランド戦に森保監督が“10分限定”で吉田麻也を起用し”ポスト三笘”の左シャドーに伊東純也を配置する意図はどこにあるのか?

 日本代表としての出場試合数が歴代3位の「126」のままとなっている吉田は、代表からの引退を表明しているわけではない。しかし、2023年8月からメジャーリーグサッカー(MLS)のLAギャラクシーでプレーし、森保監督とも疎遠になっていた状況での緊急招集に、参加していいのかと、葛藤のような思いを一時は抱いた。
 元キャプテンの長谷部誠コーチに相談した末に国内キャンプに参加。さらに3大会をともに戦い、5大会連続のW杯代表入りを果たした盟友・長友佑都(FC東京)の熱さにも触発された日々で、いつしか前向きなマインドになった笑顔を浮かべた。
「W杯で勝つ確率を上げるために、自分の持っているすべてをこのチームに注入しようと取り組んできた。自分が(W杯に)出たいという気持ちはあるし、その悔しさを押し殺さずに前面に押し出して、ギラギラして練習をしてきたつもりです。明日は時間こそ短いですけど、自分のすべてを10分間にかけて、自分にとってのW杯のつもりで戦う。俊輔さん(中村俊輔コーチ)や長谷部さん、名波さん(名波浩コーチ)と今まで代表を引っ張ってきた方々がいて、さらに僕が加わることで今回のW杯へ総力戦で臨もう、という監督の意思の表れじゃないかなと思っています」
 ピッチ上での戦い方を完成に近づける狙いが遠藤と伊東の先発にあるとすれば、吉田のサプライズ的な先発起用はチーム内に魂のバトンを紡がせ、ファン・サポーターとともにW杯への機運を高める意図が込められている。
 前売り段階でチケットが完売し、両協会の話し合いで交代枠も「11」に設定されたアイスランドとの壮行試合翌日の6月1日をオフにあてる森保ジャパンは2日に、事前キャンプ地となるメキシコのモンテレイへ向けて旅立つ。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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