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スウェーデンのDFイサク・ヒエン(左)がSNSで大バッシングを受けポッター監督が“火消し”に回る異常事態(写真:アフロ)
スウェーデンのDFイサク・ヒエン(左)がSNSで大バッシングを受けポッター監督が“火消し”に回る異常事態(写真:アフロ)

日本相手のスウェーデンでSNS“炎上騒ぎ”の異常事態…オランダ戦で失態のDFに批判殺到で国会議員まで「二度と使うな」の国内“ゴタゴタ劇”…監督が会見で「私がいる限り…」と“火消し”も

日本と25日(日本時間26日)にグループステージの最終戦で対戦するスウェーデンがオランダ戦で1-5と大量失点を喫した試合後からセンターバックのイサク・ヒエン(27)への批判がSNSで殺到、国会議員にまで非難を浴びるゴタゴタに巻き込まれている。1時間の異例会見を開いたグレアム・ポッター監督(51)がヒエンの起用法に触れ「彼が大好きだ。私がいる限りプレーする」と火消しに回る異常事態。スウェーデンが抱える“火薬庫”が日本にとって追い風になるのかどうか。

 ポッター監督「責任の擦りつけあいだ。ヒエンは悪くない」

 スウェーデン代表が日本戦を前に揺れている。
 オランダ戦に1-5の大敗を喫した後、国内のSNSでセリエAのアタランタでプレーするセンターバックのヒエンに対する批判が殺到して大炎上騒ぎとなった。前半5分、17分とオランダのブライアン・ブロビーに続けてゴールを許したが、この2失点の責任をヒエンに押し付けられたものだ。副主将でもあるディフェンスの中心選手のヒエンが戦犯に祭りあげられ、あろうことか、スウェーデンの国会議員であるアニカ・ストランドヘル氏(社会民主労働党)が、X(旧Twitter)上でヒエンをこう批判した。
「ヒエンを二度と代表でプレーさせるべきではない」
 この発言がさらにSNSの炎上騒ぎに火をつけた。だが、この投稿の反響があまりにも大きかったのか。同国会議員は21日にポストを削除した。そして地元タブロイド紙に「Expressen」に「ネガティブな議論を助長するつもりはなかった」と言い訳をしている。
 これらの騒動はチーム内にも波及。スウェーデンのサッカー専門メディア「Fotbollskanalen」によるとMFイェスパー カールストロームが21日(同22日)に報道取材に応じ、この国会議員の行動を強く批判し、ヒエンを擁護した。
「正直、その人が政治家だったのか、あるいは誰だったのかは、ほとんど知らないけれど、私はそれをひどい振る舞いだと思う。そして彼女はサッカーについて何も知らないだろう。何も知らないのに、あれほど過激なコメントを書くのは奇妙なことだ」
 セリエAのウディネーゼでプレーするカールストロームは、「僕たちはそうしたネガティブなコメントには慣れている。それがどのようなものか分かっているし行き過ぎたものになると残念だとは思う。でもそこに意識を向けることはない。どういう世界か理解しているからだ。うまくいった時も同じでその場合は逆に必要以上に称賛されることもある」と、SNS問題について触れた上で、こう付け加えた。
「イサクは、セリエA屈指のセンターバックだし、私は彼を素晴らしい選手だと思っている。サッカーで失点やミスが起きる時、それは一人の選手だけのミスではない。普通は複数のミスやプレーの積み重ねによって問題が生じるものなんだ。僕たちはチームとして戦っている。そして、あのピッチに立っていた全員が、5失点しないためにもっと良いプレーができたはずだ」
 チームメイトがコメントを求められるほど、ヒエンの批判問題がチームをゴタゴタに巻き込んだのだ。
 その中で決勝トーナメント進出をかけた日本戦を前にした22日(同23日)、ポッタ―監督は、監督就任以来初となる1時間のロング会見に応じた。質問が集中したのがヒエンの起用法だった。
 ポッター監督はこう断言した。

 

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