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スウェーデンのDFイサク・ヒエン(左)がSNSで大バッシングを受けポッター監督が“火消し”に回る異常事態(写真:アフロ)
スウェーデンのDFイサク・ヒエン(左)がSNSで大バッシングを受けポッター監督が“火消し”に回る異常事態(写真:アフロ)

日本相手のスウェーデンでSNS“炎上騒ぎ”の異常事態…オランダ戦で失態のDFに批判殺到で国会議員まで「二度と使うな」の国内“ゴタゴタ劇”…監督が会見で「私がいる限り…」と“火消し”も

「私はブロビーとプレミアリーグで対戦したことがあるが、彼は本当に“ビースト(怪物)”だ。非常に強く、どんなディフェンダーにとっても難しい相手なんだ。私はイサク・ヒエンが大好きだ。誰が何を言おうと気にしない。私がここにいる限り、彼はプレーする」
 スウェーデンメディア「Sportbladet」によるとポッター監督は日本戦でもヒエンを外す考えがないことを明確に示して“火消し”に走った。  
 ポッター監督は、さらにこう長々とヒエン擁護を展開した。
「これは“責任のなすりつけ合い”だ。この世界では誰もが誰かを責めたがる。もし誰かを責めるなら、それは私だ。彼ではない。彼は自分の国を代表するために、できる限りのことをしている。彼のミスの前に起きたミスについては誰も見ていない。私のミス、他の選手のミスなんだ」
 そしてファンが敗戦後に“犯人探し”をする心理についても言及した。
「負けた後は誰もが気分が悪い。あなたたちも、SNSの人たちも、ファンも気分が悪い。だから誰か一人を指さして『あいつのせいだ』と言いたくなる。それで少し気が楽になるのは理解できる。しかし、それはもっと複雑な話だ。私はイサク・ヒエンを本当に愛している。彼がこのチームにしてきたことを心から評価している。私たちは勝つときも負けるときも、チームとして一緒だ」
 だが、監督の熱弁も、まだ火消しとはなっていない。
 ポッター監督が断言したヒエンの日本戦起用に異議を唱える専門家の意見もあった。
 スウェーデン最大のスポーツファンサイトである「SvenskaFans」の編集部のオシアン・カーリング記者は、ヒエンを日本戦の先発メンバーから外すべきだと主張した。
「ヒエンはこれまであまり良い国際試合をしたことがない。アタランタでは、5バックラインでプレーしており、それが彼に非常に合っています。しかし代表では、彼は本当の意味で自分の存在を発揮できていない。スウェーデンが、日本戦に向けて3バックから4バックに切り替えて、リンデロフ、スタルフェルト、ラガービエルケを起用して、ヒエンを外しても私は反対しない」
 これだけ注目を集めたヒエンのプレッシャーは相当なものだろう。スウェーデンにとって“火薬庫”であり、日本にとっては逆に揺さぶりをかけていく絶好のウィークポイントでもある。スウェーデンを襲ったゴタゴタ劇がどちらに転ぶのか。
 開幕戦でチュニジアに5-1で勝利したスウェーデンは、現在勝ち点3で、日本戦に勝てば、勝ち点6となり、オランダの結果次第では、2位どころか逆転でグループ1位で決勝トーナメント進出を果たす可能性もある。引き分けでも勝ち点4のため決勝T進出の可能性が残っている。

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