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  • 「井上尚弥と何が何でもやりたいというのはない」9.27モンスター正規王者のIBF暫定世界戦決定の西田凌佑の陣営がグッドマンに勝った後に描くプラン…9900万円を投じた壮絶入札劇の舞台裏
9.27トヨタアリーナでIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でグッドマンと対戦する西田凌佑と六島ジムの枝川会長
9.27トヨタアリーナでIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でグッドマンと対戦する西田凌佑と六島ジムの枝川会長

「井上尚弥と何が何でもやりたいというのはない」9.27モンスター正規王者のIBF暫定世界戦決定の西田凌佑の陣営がグッドマンに勝った後に描くプラン…9900万円を投じた壮絶入札劇の舞台裏

 井上は来年2月にサウジアラビアの「リヤドシーズン」が計画している日本大会で3階級制覇王者でWBA世界バンタム級王者のジェシー“バム”ロドリゲス(米国)とのビッグマッチを予定している。それを終えると、フェザー級挑戦にシフトする考えで、西田との団体内統一戦が割り込む余地はない。また厳格なIBFが王座の剥奪を指令してくることも、井上陣営は覚悟している。
 それらを踏まえて枝川会長は「個人的な希望」とした上で「モンスター井チャンピオンともしやるならフェザー級でやりたいです」とのプランを口にした。
 その方が可能性はある。だが、井上はフェザー級に転級した後は4団体統一を最優先にマッチメイクをしていくため、いずれにしろモンスター戦の実現には、枝川会長が言うようなSNSも含めた世論の待望論が必要になってくるだろう。
 そのためにもグッドマン戦でのインパクトが必要になってくる。
 枝川会長も「西田が完封するなり、KOの素晴らしい勝ち方をすれば、どうなるんかなと思うかも分からへん」という話をした。
 枝川会長は、スーパーバンタム級に上がることで過酷な減量から解放された西田の進化に手応えを感じている。
「1番強いパンチをこれまでは打たなかったけれど、最近、勝手に打ち出した。倒せる可能性もあるんちゃうかな、強なったんやろうと俺は勝手に思ってるね」
 スパーでしか見せなかった幻のパンチ。
 西田も「サウスポーの(中谷には)リターンをもらう可能性があったんですが、オーソドックスが相手だと(そのパンチが)出る可能性はあります。仕留めるパンチではないんですが、自分の中で倒し方が、最近、分かってきている」と言う。
 まだ9キロは減量しなければならないが、これまでよりは負担が減り、怪我の懸念も減ったという。西田はスパーでの集中力を保てるようになったことを階級アップのプラス材料としてあげた。
 ただ仮想グッドマンのスパーリング相手に困窮している。
 同じ豪州の元WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー、タイプは似ている昨年12月にサウジアラビアで井上と対戦したアラン・ピカソ(メキシコ)に声をかけたが、いずれも10月にオーソドックスタイプとの試合が予定されていてサウスポーの西田とのスパーを断わられた。
 西田からは「フィジカルが強いタイプ」「足が使えるタイプ」の2種類のパートナーを要望されているが、適任者がいないため、会見で枝川会長は、同じ興行でWBC世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む坪井智也(帝拳)に「アマチュアのいい選手を誰が紹介して」と公開で依頼したほどだった。
 ただ西田は「今やってるスパーの選手ともいい練習ができてるのであとはお任せしたい」と、現状の中でベストに仕上げることを覚悟している。
 現在は、カシミジムの藤野零大、山本愛翔、WBOアジアパシフィック・バンタム級のタイトル戦を控えている真正ジムの伊藤千飛らとスパーを行っている。

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