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昨季までコンビを組んでいたフェルスタッペンが角田裕毅の好走にケチをつけた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
昨季までコンビを組んでいたフェルスタッペンが角田裕毅の好走にケチをつけた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

フェルスタッペンが角田裕毅の電撃参戦好走に「悪意はないが一度も乗っていないマシンですぐに競争力を発揮した理由は…」と“ケチ”つけ波紋…移籍先候補キャデラックはボッタス構想外で好機

 

 レッドブルの絶対位的エースで、昨季のチームメイトでもあるフェルスタッペンが英公共放送『BBC』の独占インタビューで「今季から導入された新レギュレーションがどのような形でトップドライバーが能力を発揮する状況を妨げているのか」と問われ、角田、そしてレッドブルで参戦したオランダGPで7位入賞を果たしたローソンの名前を挙げてこう答えたのだ。
「(角田)裕毅を見て欲しい。彼はレーシングブルズのマシンを運転した経験が一度もなかったにもかかわらずすぐに競争力を発揮した。レッドブルに乗り換えたリアム(・ローソン)も同じだ。その理由は両チームのマシンがドライバーの操作に対して鈍感だからだ。最速のラップを刻み、全力を尽くすドライバーはこれまで常にトップに立ってきた。しかし今季はそれが本当に制限されている。まるで首を絞められ、手足を縛られているような感覚をずっと抱いている」
 フェルスタッペンは「決して悪意があるわけではない。誰もこの言葉を悪く受け取らないで欲しい」と断りを入れた上で、角田の好成績が、そのドライバー技術が生み出したものではないことを示唆したのだ。
「このスポーツの歴史では最も果敢に攻め、ブレーキを遅くかけ、アクセルを早く踏み、高速コーナーで思い切り攻めるドライバーが常に報われてきた。コーナーでタイムを稼げたからだ。しかし、今季は『コーナーでアクセルを遅く踏むか。それともブレーキを早く踏むか。あるいはアクセルを離すか。そうすれば最高速度が上がる』と逆の操作を常に考えなければならない。本当に不自然だ」
 フェルスタッペンは否定したが、これらのコメントは。マシンに不慣れな角田がスポット参戦で好成績を残しているのは「実力ではない」と言っているようなものだった。
 案の定と言うべきか。英専門メディア『RACEFANS.NET』はフェルスタッペンの発言を次のように伝えている。
「フェルスタッペンは、ドライバーが新しいマシンに極めて簡単に適応している状況に関して、F1という競技がいかに挑戦的ではなくなったのかを示していると語った。角田とローソンが今季のレギュレーションがいかに不自然なのかを証明している、と」
 新レギュレーションに不満を募らせ、一時は今季限りでの引退も示唆していたフェルスタッペンは、オランダGP前にレッドブルとの契約を2030年まで2年間延長した。ただ今季は、まだ優勝がなく、第8戦のオーストリアGP、第11戦のハンガリーGPの2位が最高位。先のイタリアGPでも3位だった。それらのストレスがこのような問題発言をさせたのだろうか。
 だが、何を言われようが、角田は幸運にも巡ってきたチャンスでアピールするしかない。角田はハジャーが引き続き欠場する11日開幕のスペインGPにレーシングブルズから3戦連続でスポット参戦する。

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