「なぜ相川監督は宮崎をスタメンで使わなかったのか?」横浜DeNAがソフトバンクとの日本S初戦を延長11回“死闘の末”敗れたワケ…「投手層の違いとオスナー山本バッテリーの攻める姿勢」
日本シリーズの第1戦が24日、雨の横浜スタジアムで行われ、ソフトバンクが延長11回の死闘を制して3-1で横浜DeNAを下した。横浜DeNAはクライマックスシリーズで登録メンバー外だった梶原昂希(27)を「5番・ライト」で起用したが不発。8回に絶好調の牧秀悟(28)に同点アーチが飛び出したものの延長11回に岩田将貴(28)、馬場皐輔(31)の継投策が失敗して、庄子雄大(24)に決勝タイムリー二塁打、代打柳町達(29)にダメ押し犠飛を許した。ホークスOBで評論家の池田親興氏(67)に勝敗を分けたポイントを聞いた。
7月18日以来スタメン抜擢の梶原が1回一死満塁で併殺に終わるなど不発
2点を追う延長11回二死一塁。ソフトバンクの“守護神”杉山が投じた150キロのストレートを代打宮崎が捉えたかに見えたライナー性の打球がセンター周東のグラブに収まった。4時間12分の死闘に幕が下りた。
横浜DeNAは、8回二死からソフトバンク2番手の松本から牧がポストシーズン5本目となる劇的な同点アーチをバックスクリーンに放り込んで、ハマスタを盛り上げるも、終わってみれば、得点はこの1点だけ。
勝利者監督インタビューを敵地のお立ち台で行った小久保監督は「強力DeNA打線に1点に抑えたのが勝因。(先発の)上沢しかり、中継ぎ陣がしっかり仕事をしてくれたことが最終的に勝利につながった」と振り返った。
現役時代に阪神、ヤクルト、ダイエー(現ソフトバンク)で先発、抑えで活躍してパ・リーグの野球に詳しい池田氏は相川監督の采配に疑問を呈した。
「なぜ宮崎をスタメン起用しなかったのか。作戦なので我々外野が触れる問題ではないのかもしれないが、梶原の内容を見てもっと早い時点で交代させてもよかったのでは。短期決戦では相性よりも調子のいいバッターを使うのが原則だと思う」
横浜DeNAのスタメン決定にはフロントがデータをもとに介入し、相川監督の考えだけで決まっているものではないが、上沢に対して左打者を7人並べ、クライマックスシリーズで登録メンバーから外れていて、今季23試合にしか出場していいない梶原を7月18日のヤクルト戦以来のスタメンでしかも5番で起用した。
だが、梶原は1回一死満塁の先制機に中途半端な打撃でショートへの最悪の併殺打。4回には無死一塁で進塁打も打てずライトフライ。結局、5打席立ってノーヒットに終わった。
一方でCSで打率.368、3打点と好調の宮崎をスタメンから外した。「6番・センター」でスタメン抜擢した三森の起用は、大ヒットで、2安打、1四球で3度も出塁し、9回には、意表をつくシャッフルしなからのディレートスチールに成功。さらに三盗まで決めてサヨナラ機を作るも、梶原の起用と宮崎のスタメン外しには疑問が残った。
池田氏は、「投手層の違いが勝敗を分けた。ソフトバンクはブルペンに津森、鈴木をまだ残していたが、横浜DeNAは岩田、馬場の元阪神コンビの継投でピンチを切り抜けることができなかった」とも指摘した。

