「韓国にとって最良のシナリオだ」日本がウズベキスタンとの”10人PK死闘”を制してアジア大会決勝進出決めるもライバルは楽観視…エースは「100%の確率で金メダルを獲得できる」と豪語
年齢制限が設けられた戦いで、2歳という差はかなり大きい。前出のジャカルタ、前回2023年の中国・杭州両大会決勝で日本に勝利し、ただでさえ優位に立っているアジア競技大会の歴史を踏まえて、韓国メディアの『OSEN』は「これは韓国にとって最良のシナリオだ」と大会4連覇を楽観視している。
「ホームアドバンテージは圧倒的かもしれないが、年代別代表で特に強さを発揮してきたウズベキスタンと比べると、日本は必ずしも強い相手というわけではない。そのウズベキスタン相手にかろうじて生き延びた準決勝で、日本は120分間に及んだ過酷な戦いでスタミナを消耗し、さらにPK戦で精神的なエネルギーも使い果たした」
今大会で韓国が入ったグループDではU-23イラク代表が出場を辞退。日程に余裕が生まれた状況でU-23サウジアラビア、カタール両代表に連勝し、準々決勝でもU-23ベトナム代表に快勝した今大会の軌跡も踏まえて、同メディアは対戦相手が日本に決まった時点で、韓国がすでに優位に立っていると次のように伝えた。
「グループステージの試合がひとつ減った上に、ノックアウトステージでベトナム、中国に勝利して順調に決勝に進出した韓国はさらに幸運をつかんだ」
韓国の英字メディア『The Korea Times』は、所属するグラスホッパー(スイス)との兼ね合いで今大会の開幕後に合流し、中国戦の同点ゴールを含めて3得点をマークしているFWイ・ヨンジュンの強気なコメントを伝えている。
「僕たちは100%の確率で金メダルを獲得できると確信している。僕たちの目的ははっきりしている。この大会は負ける可能性はないと考えて臨んでいる。そして、僕が得点するかどうかは関係ない。勝てばいいんだ」
さらに別の韓国メディアの『Xportsnews.com』は、U-23韓国代表を率いる53歳のイ・ミンソン監督と日本の間にある“縁”を取り上げている。
現役時代はDFとして活躍した同監督は、韓国代表として通算67試合に出場。1997年9月28日の日本とのW杯アジア最終予選第3戦(旧国立競技場)で決めた代表初ゴールが決勝点となり、当時の加茂周監督が解任されるきっかけとなった。
韓国でも中継されていた一戦で、イ・ミンソン氏が逆転ゴールを決めた直後に解説者が発した「富士山が崩れ落ちている」は、今でも語り継がれる名言になっているという。同メディアはこの件を取り上げて次のように伝えた。
「再び富士山が崩れ落ちるのか。イ・ミンソンに率いられるU-23韓国代表が日本との戦いで、29年ぶりにスリルを再現するチャンスをつかんだ」
日本が勝てば2010年の中国・広州大会以来、4大会ぶり2度目となる金メダルを獲得する。一方の韓国が勝てば大会最多を更新する7度目の優勝とともに兵役が免除される。注目の決勝は豊田スタジアムで3日午後7時30分にキックオフを迎える。

