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角田裕毅の鈴鹿でのテスト走行は幻に終わった(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅の鈴鹿でのテスト走行は幻に終わった(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

なぜ角田裕毅の”鈴鹿復帰”は幻に終わったのか…レッドブルは「F1タイヤテスト」にセカンドドライバーのハジャーを起用

 F1のレッドブルとレーシングブルズが参加する「F1タイヤテスト」が31日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、レッドブルからはアイザック・ハジャー(21、フランス)が出走した。エースドライバーのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が日本GP後に帰国した状況を受けて、リザーブ兼テストドライバーの角田裕毅(25)の出走可能性を英国のモータースポーツ専門メディア『GP BLOG』が報じていたが、大苦戦を強いられているハジャーにデータ収集とマシンに適応する機会を与えたと見られる。

 「角田裕毅を招集する案が却下された後の判断だった」

 雨の鈴鹿サーキットで角田が走る姿は見られなかった。
 F1のタイヤサプライヤーを務めるピレリが各チームの協力を得ながら、今後へ向けたタイヤのコンパウンドとコンストラクションの開発へ向けて、GPレースを終えた直後のサーキットで不定期に実施する「F1タイヤテスト」。日本GP決勝後も鈴鹿に留まったレッドブルとレーシングブルズが、中1日でサーキットを走行した。
 姉妹チームのレーシングブルズからは、今季のレギュラードライバーを務めるリアム・ローソン(ニュージーランド)とアービッド・リンドブラッド(英国)が出走。2日間に渡って行われるタイヤテストで、初日の31日をローソンが、2日目の4月1日をリンドブラッドが担当する形になった。
 一方のレッドブルに関しては、今季からリザーブ兼テストドライバーへ降格した角田が出走すると、英国のモータースポーツ専門メディア『GP BLOG』が「特ダネ」として報じていた。

 しかし、実際に初日の鈴鹿サーキットを走ったのはセカンドドライバーのハジャーで2日目も引き続き起用されると発表された。
 同メディアは「レッドブルがF1テストでフェルスタッペンの代役を新たに選定した」とのタイトルで、その背景を次のように報じた。
「レッドブルはアイザック・ハジャーをタイヤテストで起用することを決定した。これは角田裕毅を招集する案が却下された後の判断だった。我々は当初、角田がタイヤテストに出走すると報じたが、今季のGPレースで大苦戦を強いられているレッドブルは、現状に対して大きな不満を抱くマックス・フェルスタッペンが日本GP後に帰国した状況を受けて、2日間の走行でハジャーを起用する決定を下した。日本のファンは、相変わらず熱狂的で、あいにくの雨にもかかわらず鈴鹿サーキットに駆けつけ、ヒーローの角田をひと目見ようとタイヤテストを見守っていた。午前のセッションでは、雨で走行が大幅に制限されたが、午後は少し乾燥した状況で行われた」
 今季から自社製のパワーユニット(PU)を搭載しているレッドブルは、F1に新たに導入されたレギュレーションも相まって大苦戦を強いられている。
 ここまで3戦を終えた段階で、最高位は開幕戦の豪州GPにおけるフェルスタッペンの6位。ダブル入賞はなく、先の日本GPでもフェルスタッペンが8位、ハジャーが12位に終わっている。コンストラクターズランキングではメルセデス、フェラーリ、マクラーレンの上位3強だけでなく、ハースとアルピーヌの後塵も拝する6位に甘んじ、さらに7位のレーシングブルズにも2ポイント差とされている。

 

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