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井上尚弥の凄い肉体を中谷陣営は「でかい」(写真・山口裕朗)
井上尚弥の凄い肉体を中谷陣営は「でかい」(写真・山口裕朗)

「井上尚弥が中谷潤人に負ける要素が見当たらない」…5.2東京Dはハイブリット型モンスターで迎え撃つ…大橋会長は「1回から動く。中谷選手がどう出るかは9割方わかっている」不敵予告

 プロボクシングのスーパーバンタム級の4団体統一王者の井上尚弥(33、大橋)が20日、大橋ジムで5月2日、東京ドームでの中谷潤人(28、M.T)との防衛戦に向けての練習を公開した。中谷陣営の前で絶好調の動きをすべて披露した井上は「倒し屋」「完全ポイントアウト」の両方を兼ね備えたハイブリッド型のスタイルで迎え撃つことを明かし、大橋秀行会長(61)は「中谷選手がどう出てくるかは9割方わかっている。1ラウンドから試合は動く」と予告した。

 

 「昨年の年間4試合の疲労が抜けてリセットされた」

 モンスターに死角なしだ。
 公開練習ではシャドーを終えると、Tシャツを脱ぎ、その筋肉隆々の肉体を見せ、中谷に見立てた長身サウスポーのロンドン五輪代表の鈴木康弘トレーナーを相手にしたミット打ちでジャブ、右ストレート、ワンツー、左右フック、左ボディ、右アッパー、ワンツーフックのスリーコンビネーションと、すべての武器を披露。最後はサンドバッグに「ナイス!」と、陣営から何度も声が飛ぶ強打と、自らを追い込む連打をぶちこんだ。
「包み隠さず全部やりました」
 井上は笑顔を浮かべて視察に訪れた中谷陣営の村野健会長ら3人にそう挨拶した。
 試合12日前。最も疲労がピークの時期にこの動きができる。
大橋会長は、その理由をこう説明した。
「去年は年間4試合行い、疲労の蓄積があったが、5か月空いて、疲労が抜けてリセットされていい状態になった」
 年末のサウジアラビアでのアラン・ピカソ(メキシコ)戦は判定で完勝したものの守りに徹したピカソを倒せなかったが「練習では一番いい感じに見えたが、試合になると少し疲れを感じて、内容的に4試合の中で一番良くなかった」という。
 上半身裸になった肉体を「でかいですね」と評した村野会長も、井上の動きに感服せざるを得なかった。
「しっかり動けていて、調整ができている。調子もよさそう。スピードだったり、サンドバッグではパワーを感じ取れた。(鈴木トレーナーは)腰のあたりで受けていて(パンチの角度が)高い印象はなかったが、間合いを見ると、上手に仕上げているなと。いろんな練習を組み立ててきたんだろうなと」
 その感想をそのまま中谷に伝えるという。
 ただ「でかい」と感じた井上と、スーパーバンタム級へのテストマッチとなった年末のサウジでのセバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ)戦で露呈した“階級の壁”については、「木曜(公開練習)に皆さんがどう感じるかなと。でかくなってる」と、練習後に体重が減るようなことがなくなり、「通常体重が安定してしっかり筋肉がついた」と中谷が自負する肉体改造を強調した。
 公開練習には「いつも会見中に人数を数えている」大橋会長が「過去最多」という約170~180人のメディアが詰めかけた。1年前の年間表彰式で対戦を呼び掛けたビッグマッチを前に井上は、「長かったようで早い1年。お互いが無事に試合をこなし、この時期までこれて、あと2週間切った。楽しみでワクワクしている」と心底楽しそうだった。

 

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