「何だよこれ!バッテリーが全然ないよ」角田裕毅がマシン“トラブル”に激怒!0.5秒以上もロスしてQ1敗退、17番手と出遅れるも今日の決勝へ「逆襲?可能性はある」と強気
F1の今季第13戦、イタリアGPの公式予選が5日に同国北部のモンツァ・サーキットで行われ、前戦オランダGPに続いてレーシングブルズからスポット参戦した角田裕毅(26)が17番手で1回目(Q1)敗退となった。マシンの燃料システムにトラブルが発生した影響でセッション開始が大幅に遅れた角田はタイムを伸ばせず、カットラインとなる16番手に0秒139及ばなかった。予選後に「ストレートだけで0.5秒以上もロスしていた」と振り返った角田は、他車の降格で15番グリッドからスタートする今日6日の決勝へ「まだ時間がある」と逆襲を誓った。
「マシンから燃料漏れ」
18分間で争われるQ1で、角田がなかなかコースに姿を現さない。
公式予選の経緯をリアルタイムで速報していたオランダのモータースポーツ専門メディア『RacingNews365』が、角田に関して「マシンから燃料が漏れたため、セッション開始が大幅に遅れている」と伝えた中で、残り時間が12分あまりになってようやくアウトラップ。新品のソフトタイヤでファーストアタックに臨んだ。
弾き出された1分23秒755はこの時点で12番手。しかし、イタリアGPから大幅なアップデートが施され、前戦オランダGPまでとは見違える走りを見せるアルピーヌのピエール・ガスリー(フランス)とフランコ・コラピント(アルゼンチン)、さらにハースのオリバー・ベアマン(英国)にすぐに上回られる。
依然としてマシンの不調を引きずっていたからか。再びピットインした角田は残り3分あまりになった状況でアウトラップ。Q1突破へ向けてラストアタックに打って出たものの、1分23秒760と逆にタイムを落としてしまった。
この時点で15番手をキープしていたが、直後にアウディのニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)、さらにハースのエステバン・オコン(フランス)に立て続けに上回られる。ノックアウトゾーンの17番手でQ1が無情の終了を迎えた。
カットラインの16番手で2回目(Q2)へ進んだウィリアムズのカルロス・サインツ(スペイン)との差は0秒139。左手首骨折でオランダGPから欠場中のアイザック・ハジャー(フランス)に代わってレッドブルから参戦しているリアム・ローソン(ニュージーランド)は13番手、レーシングブルズの新人アービッド・リンドブラッド(英国)は堂々の5番手でQ2へ。後者と角田との差は1秒028と大きく開いた。
F1公式サイトが伝えたセッション終了後のフラッシュインタビュー。角田は「マシンに問題があった」とQ1で敗退した理由に言及した。
「理由はいくつかある。ただ単に第1セクターや第3セクターの問題というわけではなくて、全体として予選ではもっと大きな要素が欠けていたと思う。チームもこの問題を解決するために本当に多大な努力を払ってくれたけど、100%の状態には戻れなかった。もちろんチームの頑張りには心から感謝している」
角田によれば、12番手のタイムをマークした前日4日のフリー走行1回目(FP1)、10番手と好タイムを出した同2回目(FP2)から「マシンには課題があった」という。15番手のタイムにとどまったこの日の3回目(FP3)で、さらに顕著になったと見られる中で修理に着手した影響でQ1への出走も大幅に遅れた。
ラストアタックを終えた角田は、無線を介して担当レースエンジニアのアレックス・イリオポロス氏へマシンのさらなる異変を訴えている。
「何だよこれ! バッテリーが全然ないよ。デプロイがゼロなんだよ!」
さらにガレージへ戻るや、再び無線で次のようにまくし立てている。
「デプロイがゼロだった。何かマシンに問題があったんだよね」

