「彼の発言は気にしない。僕はいい仕事をした」角田裕毅がスペインGP直前フェルスタッペンに“ケチ”をつけられた問題に反論!
F1の今季第14戦となるスペインGPが今日11日、首都マドリードのマドリングで開幕する。3戦連続でレーシングブルズからスポット参戦する角田裕毅(26)は、メディアデーで取材対応。10位入賞を果たした前戦イタリアGPの結果にレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が「ドライバーの技術が生み出したものではない」などと“ケチ”をつけた件について「自分は良い仕事をしたと思っている。それだけだ」と一蹴した。またハースの打診情報や、キャデラックが急浮上している来季のF1復帰については「マネージャーに任せる」と、目の前の一戦だけ集中することを明かした。
角田の好走は「ドライバーの技術が生み出したものではない」
元チームメイトからつけられた“ケチ”に角田が反応した。
スペインGPの開幕前日に行われた恒例のメディアデー。3戦連続でレーシングブルズからスポット参戦する角田は、10位入賞を果たした前戦イタリアGPの結果を「ドライバーの技術が生み出したものではない」などと言及したレッドブルの絶対的エース、フェルスタッペンの見解を一蹴した。
米国のモータースポーツ専門メディア『motorsport.com』が「角田は元世界王者の指摘にまったく動揺していない」とした上で角田のコメントを伝えた。
「彼のコメントだからね。正直、つい先ほど読んだだけだ。それだけだよ」
フェルスタッペンは今季からF1に導入された新レギュレーションに反旗を翻し、一時は今季限りでの引退も示唆していた。一転してサマーブレイク中にレッドブルとの契約を2030年まで延長したフェルスタッペンの波紋を呼ぶ発言は、前日9日に公開された英国の公共放送『BBC』との独占インタビュー内で明かされた。
フェルスタッペンは「悪意はない」と断りを入れた上で、今季仕様のマシンに乗った経験がない代表として角田の名前を挙げて、コーナーで限界まで攻めてタイムを稼ぐ昨季までのドライバーとは「かけ離れている。あまりに不自然だ」とも指摘。新レギュレーションの下でドライバーの実力が問われなくなった証だと主張した。
これに対しても角田は公然と自身の考えを展開している。
「確かにマシンは違うし、当然ながらエネルギーの配分なども異なる。一部のコーナーでは全開で攻めきれないのも明らかにその一因であり、僕自身、モンツァでそれを経験したばかりだ。でも、彼の発言を特に気にはしていないし、自分の結果や2レースで示したパフォーマンスと比べれば、それは非常に個人的な問題だと思う。なので、自分は良い仕事をしたと思っている。それだけだ」
F1公式サイトで公開されたフラッシュインタビューで角田はスペインGPが待ちきれないと語っている。
舞台となるマドリードのマドリングは市街地コースと常設コースが複合される形で構成され、すべてのドライバーが初めて臨むという点で角田にとっても条件は同じとなる。
「今からすごくワクワクしているよ。新しいサーキットだし、走っていて楽しそうな、とてもユニークなコースみたいだからね。明日以降が楽しみだし、また新たなチャンスが巡ってきたなかで、それを最大限に活かせるよう頑張るよ。これまでの市街地サーキットへのアプローチを思い出しながらしっかりと準備して、公式予選で楽しく走れて、良いラップを記録して、決勝で再びポイントを獲得できれば最高ですね」
レッドブルのアイザック・ハジャー(フランス)がサマーブレイク中に左手首を骨折してオランダGPを欠場することになり、姉妹チームのレーシングブルズのリアム・ローソン(ニュージーランド)がレッドブルへ緊急昇格し、両チームのリザーブ兼テストドライバーを務めていた角田にレーシングブルズからの電撃参戦の出番が回ってきた。角田はオランダGPで11位、続くイタリアGPでは10入賞を果たした。2戦で見せたポジティブな走りが、来季のF1でレギュラーシート獲得を望む角田に好影響を与えているのか。

