「嘘なんじゃないか?」当日中止ショック亀田和毅にWBA幹部が”約束”した世界王座決定戦への優先出場が反故?!会長が1位クエジェと2位中野幹士の決定戦示唆…明日開催の委員会で決定
プロボクシングの元2階級制覇王者の亀田和毅(TMK)が17日(18日)米国ラスベガスで戦うはずだったWBA世界フェザー級タイトルマッチが試合当日になって前日に計量失格となったブランドン・フィゲロア(米国)の体調不良で中止となった。WBAの立会人であるホセ・オリバー・ゴメス・ゼネラルアドバイザーは、同級3位の亀田に空位となった王座の決定戦への優先出場権を与えることを伝え1位のミルコ・クエジョ(アルゼンチン)との決定戦を”約束”したが、WBA会長のヒルベルト・メンドーサ氏が自身のXでクエジェと2位の中野幹士(帝拳)で王座決定戦が行われることを示唆して混乱を招いた。19日(日本時間20日)に世界選手権委員会が開かれて決定が下されるという。
「プロモーターおよびWBAから次回のWBAフェザー級王座決定戦における優先権をいただく約束を交わしました」
一難去ってまた一難だ。
世界戦が当日に中止となった亀田に空位となった王座の決定戦への優先出場権が約束されていたはずが、また反故にされる可能性が出てきたのだ。
亀田がフィゲロアに挑む世界戦の前日計量で王者が計量オーバー。王座が剥奪され、当日の体重増量に制限を決めて、亀田が勝てば新王者、負ければ空位となる条件で試合が行われる予定だったが、試合当日朝7時にフィゲロアが体調不良による棄権を申し出て、まさかの中止となった。
現地で米映像メディア「YSMスポーツメディア」などのインタビューを受けた亀田は、こう心境を明かしている。
「本当に悲しい。試合を実現させるために相手が提示した条件をすべて受け入れました。試合が中止にならないようにするためです。それが朝起きたら相手の体調が悪いと言われました。正直、信じられませんでした。本当のことだとは思えず嘘なんじゃないかと思いました。でもその後、本当にそうなのだと分かりました」
さらに、こう怒りをぶつけた。
「具体的にどう具合が悪いのかももわかりせん。検査結果や診断書など、何も送られてきていません。 そもそも減量をすればどのボクサーも体調が悪くなるものです。僕だって100%の状態ではありません。10キロも体重を落としているのですから、どうして100%の状態でいられるのでしょうか。長い準備期間を経て10キロも減量したのです。僕が100%でないのと同じように彼だって100%の状態ではないはずです。それでもプロとしてやらなければならないことがあります。僕はこれまで47試合を戦ってきましたが、体重超過をしたことは一度もありません。プロである以上、体重を守ることは果たさなければならない義務だからです」
亀田は昨年5月に大阪でIBF同級王者のアンジェロ・レオ(米国)に挑むも0-2の判定負け。それでも一人ドローをつけたほど戦前の予想を大きく覆す大善戦を演じた。今回は1年5か月ぶりの再起戦即世界戦という大舞台だった。
「勝つか負けるかは別として彼と試合をすること自体が僕にとって大きな意味を持っていました。この試合は僕にとって重要なものだったからです。フィゲロアは偉大な選手で実績もあります。僕はメキシコにいってこれまでにないほどハードなトレーニングに打ち込みました。僕はやるべきことをすべてやり遂げました」
そして亀田はWBAの立会人と重要な約束を交わしたことを伝えた。
「タイトルが空位になっていると聞きました。次のチャンスを与えてもらえることになったと聞いています。誰と対戦することになるのかは、まだ分かりませんが、これからも前に進み続けます。100%の状態で必ず戻ってきます」
亀田は自らのインスタにはさらに詳しくこう記している。
「これで終わりではありません。プロモーターおよびWBAから次回のWBAフェザー級王座決定戦における優先権をいただく約束を交わしました。気持ちをしっかりと切り替え、次に向けてまたイチから鍛え直します。必ず世界チャンピオンのベルトを掴み取ります」

