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モロッコ戦の敗戦から一夜明けてポルトガルのC・ロナウドが今回のW杯が最後となることを明かした(写真・AP/アフロ)
モロッコ戦の敗戦から一夜明けてポルトガルのC・ロナウドが今回のW杯が最後となることを明かした(写真・AP/アフロ)

C・ロナウドがSNSで「W杯優勝の夢は終わった」と”W杯引退”を明言…代表去就については「時間がカウンセラー」と明言避ける

FIFAワールドカップのカタール大会の準々決勝でモロッコ代表に敗れたポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド(37)が一夜明けた11日に自身のインスタグラムで心境を明かし、「W杯優勝の夢は終わった」と、今大会が最後のW杯出場になったことを明言した。ただ代表からの引退になるかどうかについては「今はこれ以上言えない」と明言を避けた。2024年には欧州選手権が控えている。

私はすべてを捧げてきた」

 やはりロナウドのW杯はこれが最後になった。
 後半6分から出場した準々決勝のモロッコ戦に敗れ、ロナウドは、試合後、チームメイトや監督と挨拶をかわすこともなく、すぐにピッチを去り、泣きながらロッカールームへ向かっていた。
 ミックスゾーンも素通りし取材に応じなかったが、一夜明けた、この日、自身の公式インスタグラムにモロッコ戦の終了直後のピッチ上の写真と共に心境を掲載した。
「ポルトガル代表としてW杯で優勝することは、私のキャリアの中で最大かつ最も野心的な夢でした。幸い、私はポルトガル代表を含めて、多くの国際タイトルを獲得してきましたが、世界最高峰の舞台(W杯)に国の名を刻むことが私の最大の夢でした」
 ロナウドはそう書き出した。
「そのために戦ったのです。その夢のために私は一生懸命に戦いました。16年間で5回出場したW杯では、常に偉大な選手たちとともに、何百万人ものポルトガルの人々に支えられ、私はすべてを捧げてきました。ピッチの上ですべてを出し切りました。私は決して戦いに背を向けることなく、その夢をあきらめることはありませんでした」
 ロナウドにとって今大会が5度目のW杯だが、初出場となった2006年のドイツW杯のベスト4が最高成績。ドイツ大会では、準決勝でフランスに敗れ、3位決定戦でもドイツに敗れた。2010年の南ア大会はベスト16、2014年のブラジル大会はグループステージ敗退の屈辱に泣き、2018年のロシア大会もベスト16止まりで、「過去最強チーム」の自負で挑んだ今大会も悲願の優勝に手が届くことはなかった。
 そして、ロナウドは、「残念ながら、昨日でその夢は終わってしまいました」と断言した。
 今大会が最後のW杯になることを明かしたのだ。4年後の北米大会では41歳。大会前から最後のW杯になるのでは?という声が飛んでいた。34歳のアルゼンチン代表のリオネル・メッシは、「これが最後のW杯」と大会前の会見で宣言していたが、ロナウドは、「どうなるかわからない」と明言を避けていた。だが、彼もまた「これが最後のW杯」という決意を胸の奥に秘めて戦っていたのだ。
 今大会は激動の中で迎えた。
 大会前に英メディア「トークTV」で友人でもあるピアーズ・モーガン氏のインタビューに答えて所属していたマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督を「リスペクトしていない。僕もされていないから」と批判。さらにチーム批判まで展開させて大問題に発展。契約違反を問われ、22日に2度の在籍期間中に346試合に出場して145ゴールを挙げていたチームから契約解除を通達されていた。

 

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