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井上尚弥とWBO&WBC王者フルトンとの対戦がいきなり実現か
井上尚弥とWBO&WBC王者フルトンとの対戦がいきなり実現か

井上尚弥vsWBC&WBO王者フルトン戦が今春日本で実現へ…米ESPNが「交渉中」と報道

 他にも元WBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(30、フィリピン)、元2階級制覇王者ゾラニ・テテ(30、南アフリカ)、WBA1位、WBC2位、WBO3位にいるアザト・ホバニシャン(34、アルメニア)らの名前を挙げた上で、「最も注目されるのは、この2人」として、まずWBA&IBF王者のアフマダリエフを紹介した。
「怪我(左拳)と指名試合のためにアクマダリエフ戦をすぐに実現するのは難しいかもしれないが、誰もが望むベストファイトの1つであることは間違いないだろう。しかし、それはベストではない」とした上で最後に「交渉中」と報道されたフルトンの名前を出した。
 井上vsフルトン戦をWBC世界スーパーライト級王者時代のメキシコが生んだスーパースター、フリオ・セサール・チャベスがIBF王者のメルドリック・テーラー(米国)と演じた歴史的激戦、チャベスがWBC世界ウェルター級王者のパーネル・ウィテカー(米国)とのフルラウンドドローを戦った名勝負に重ねた。
「スタイルと才能の特別な衝突になりそうな気がする。バンタム級での井上のパワーはセンセーショナルで、さらにスーパーバンタム級でもアップすることは想像できる。井上のスピード、スキル、パワーのコンビネーションは、ダニエル・ローマン(32、米国、すでに引退)、元WBO世界同級王者アンジェロ・レオ(28、メキシコ)、フィゲロアといったこれまでのフルトンの敵とは異なるスタイルである。逆にフルトンのスキルセット、ディフェンス、インサイドや遠い距離での戦い方、身長と体長のアドバンテージは、井上を肉体的にも精神的にも試練に立たせることになるだろう」との見解を伝えた。
 さらに井上が殿堂入りクラスのボクサーであることを認めた上で、スーパーフライ級の王者時代に、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、スリサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)、カルロス・クアドラス(米国)というビッグネームとの対戦を逃したことを紹介。「ノニト・ドネア(フィリピン)はバンタム級で危険な相手であり続けたが、井上には、まだフルトンのような特別な挑戦者はいない」とし「井上とフルトンの試合は、実績のある無敗の王者によるジャスト・オン・タイムの対決だ。井上にとって、いきなりの挑戦は難しいかもしれないが、これは偉大な選手たちが追い求める挑戦になる。井上はすでに十分に偉大なボクサーだが、スーパーバンタム級での戦いで彼がどれだけ偉大かがさらに明確になるだろう」と、井上vsフルトン戦の実現を熱望した。
 日米のファンが井上vsフルトン戦の交渉の行方に注目している。

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