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アスレチックスの藤浪晋太郎が3度目の登板で真価を発揮。3敗目を喫したが評価は上がった( 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
アスレチックスの藤浪晋太郎が3度目の登板で真価を発揮。3敗目を喫したが評価は上がった( 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「メジャー史上最悪の投手の1人だ」5敗目の藤浪晋太郎を現地ファンがSNSで猛バッシング

 これで成績は13試合に登板して1勝5敗、25回3分の2を投げ防御率は12.62。負け数はチームで最多となり、36失点でWHIPは、最悪の2.14。10勝35敗でア・リーグ西地区最下位に沈むチーム成績も、防御率7・13もメジャー全球団でワースト。現地ファンの怒りは、本来は“助っ人”であるはずの藤浪に向けられ、SNS上では痛烈なバッシングの嵐が起きた。
「フジナミはメジャーリーグ史上最悪の投手の1人だ。投球がこれほどつかめない投手を見た覚えがない。彼はまるで85ヤードを投げることができるが、パス成功率が40%に満たないNFLのクォーターバックのようだ」
「もう実験を終わらせる時だ」
「フジナミはMLB(レベル)の投手ではない」
 厳しい意見が次々とツイッターに投稿された。
 アスレチックスは、昨年オフに阪神からポスティング申請した藤浪と年俸325万ドル(約4億3500万円)プラス最大155万ドル(約2億円)の出来高がついた1年契約を結んだ。この年俸は、とことん経費を切り詰めている“貧乏球団”のアスレチックスの中では5番目となる高額年俸のため、藤浪の代理人を務めている“やり手”のスコット・ボラス氏を引き合いに出して、「フジナミの代理人スコット・ボラス氏は、すごい男だ。法外な300万ドルを得たことは、これまでのボラスの仕事の中でも最高のものだ」との皮肉ツイートもあった。
 また、この日、8回二死二、三塁のピンチを脱した藤浪の持つ潜在能力さえをも皮肉って「我々はいつフジナミが良い投手だと装うことをやめるのだろうか」という“つぶやき”まで見られた。
 40人のロースター枠を保証されるメジャー契約の藤浪は、本人の同意がなければマイナー落ちがないとの契約を結んでいると見られるが、これらのファンの声も無視できず、いよいよ、マイナー落ちが避けられそうにない状況に置かれ始めた。

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