• HOME
  • 記事
  • テニス
  • 「あなたがした事は絶対に忘れない」“ボールガール事件”ブズコバが全米OP“前哨戦”で世界6位の格上を撃破する“金星”もバッシングは止まず
“ボールガール事件”のブズコバが全米で女子ダブルスにエントリーせず。米専門メディアにSNSに殺到する非難への苦悩を告白(写真・AP/アフロ)
“ボールガール事件”のブズコバが全米で女子ダブルスにエントリーせず。米専門メディアにSNSに殺到する非難への苦悩を告白(写真・AP/アフロ)

「あなたがした事は絶対に忘れない」“ボールガール事件”ブズコバが全米OP“前哨戦”で世界6位の格上を撃破する“金星”もバッシングは止まず

 テニスの全仏オープン女子ダブルスで加藤未唯(28、ザイマックス)組の失格を審判に訴えた“ボールガール事件”で世界中から非難を浴びたマリエ・ブズコバ(25、チェコ)が8日(日本時間9日)、ナショナルバンク・オープン(カナダ・モントリオール)の女子シングルス2回戦で世界ランキング6位のキャロリン・ガルシア(29、フランス)を破る“金星”をあげた。9日(日本時間10日)にSNSを更新し、その喜びと感謝の思いをファンに伝えたが、またコメント欄が“炎上”。依然としてバッシングの嵐は収まっていない。

 「凄い試合だった」の応援コメントも

 

 世界ランキングの上位20人のうち、16人が集結しているナショナルバンク・オープンの女子シングルスで、世界ランキング37位のブズコバが大きなインパクトを残した。本戦2日目の8日(日本時間9日)に行われた2回戦で“格上”の同6位のガルシアを6-4、4-6、6-2で撃破。WTA(女子テニス協会)の公式ツイッター(@WTA)は、この一戦をこう伝えた。
「番狂わせの末にブズコバがベスト16へ進んだ」
 第5シードのガルシアを撃破した喜びをファンに伝えたかったのだろう。ブズコバは自身のツイッター(@MarieBouzkova)とインスタグラム(@marrybou)をそれぞれ更新。感謝の思いを投稿した。
「今夜はたくさんの愛とエネルギーを本当にありがとう。あなたたちの声が、私に特別な力を与えてくれました。これからも頑張りましょう」
 しかし、案の定と言うべきか。SNSのツイートやコメント欄が、また荒れた。誹謗中傷を含めた不適切なコメントを制限するフィルター機能が設定されているはずのインスタグラムにも、厳しい非難のコメントが並んだ。
「恥知らずな行為をいい加減に謝れ」
「幻の血が見えるという虚言癖のある詐欺師の女」
「テニスは女性と紳士のためのスポーツです」
「あなたがしたことを絶対に忘れない」
「公平にプレーしよう。スポーツマンシップを学ばなければいけない」
「あなたは謝罪する必要がある。誰に対して謝るのかはわかっているでしょう」
 さらにブズコバは、WTAの公式ツイッターの投稿をリツイートした。
 2-4とリードされていた第1セットの第7ゲーム。角度のない場所へ打ち込まれたガルシアのボレーに食らいつき、鮮やかなリターンでポイントをゲット。立て続けに4ゲームを奪う大逆転劇のきっかけになった場面を、WTAは「ボールが戻ってくると解説者が予期していない場面」とつぶやき、添付された動画で、解説者は「Wow, wow, wow, that’s fantastic」と叫んでいた。
 ブズコバは「私もそう思う」とリツィートした。自分でも信じられないほどのショットだったと言いたかったのだろう。しかし、このつぶやきも“ブズコバ嫌い”の人々を刺激した。
「ボールがどのボールボーイにも当たらなかったのは本当に幸運だったね」
「あなたが再びコートに戻ってくるとは誰も予想していなかった。もちろん私も」
「謝罪の言葉すら知らないの? スポーツマンとして恥ずかしくないの?」
 などという非難コメントが並ぶ。一方で、「すごい試合だった」「君はファイターだ。頑張れ」といった、ブズコバを応援するコメントやリプライも見られる。しかし、非難するコメントの数は、それらを圧倒的に上回った。

 

関連記事一覧