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レアル・ソシエダの久保建英がバスクダービーで今季5ゴール目を決める(資料写真:なかしまだいすけ/アフロ)
レアル・ソシエダの久保建英がバスクダービーで今季5ゴール目を決める(資料写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「日本の宝は私達を絶対に裏切らない」開幕戦ゴールの久保建英に賞賛の声…ラ・リーガ日本人歴代最多得点記録に並ぶ

 スペイン全土から大きな注目が注がれた開幕戦。その開始早々に鮮やかなゴールを決めて、期待に応えてみせた。バルセロナに拠点を置くスポーツ紙『Mundo Deportivo』は、久保を「頭抜けた存在」と称賛した上で、ジローナ戦の久保をこう報じた。
「ダビド・シルバが引退し、ミケル・オヤルサバルも怪我明けでベストのコンディションからはほど遠いなかで、ラ・レアルは日本人スターの魔法と才能に頼っている。注目の開幕戦で、久保は自信に満ちあふれたサッカーで地元のファンを大いに興奮させ、相手ディフェンスを何度も混乱に陥れた。チームへの影響力と輝きで際立つ久保のリーダーシップが、ダビド・シルバが残した大きなギャップを忘れさせてくれると確信している」
 試合は選手交代を機に勢いが増したジローナが、後半27分に1-1に追いつくゴールをゲット。守備でも貢献していた久保は直後の3枚替えでベンチに下がり、ホームのソシエダにとっては痛恨の引き分けで終えた。試合のMVPは久保が受賞している。
 3月の日本代表活動に招集された際に、久保は「W杯のときの僕とは、まったくの別人なので」と語った。2試合だけの出場に終わり、忸怩たる思いを抱いたカタール大会以降の日々で、覚醒を遂げたと言っていいほどの結果を残した自信が伝わってきた。
 その後も右肩上がりの結果を残した軌跡に、22歳ながらソシエダの中心を担う自覚も加わった。来月には初めて臨む最高峰の舞台、UEFAチャンピオンズリーグも開幕する。すべてが充実している久保にとっては、ラ・リーガの通算得点記録で乾を上回るのももちろん通過点。昨シーズンを超える“ベストの日々”へ。久保が鮮やかなスタートを切った。

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