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大谷翔平がドジャース移籍第1号を放ったが、このボールがその後、とんでもないトラブルに発展した(写真・アフロ)
大谷翔平がドジャース移籍第1号を放ったが、このボールがその後、とんでもないトラブルに発展した(写真・アフロ)

ドジャースが大谷の移籍第1号記念ボールを巡り“トラぶった”女性と和解へ…試合に招待し「より貴重な記念品」を贈る…米紙報道

 ロサンゼルスタイムズ紙によると、バレンズエラさんは、球団の対応に激怒。
「私たちは何百万ドルも要求していなかったし、スターの彼に会いたかったが、チャンスはなかった」
 また交換の記念品のサインについても本物がどうかの認証もなく、「私はまだすべてについて多くの疑問や仮定を抱いている」とも付け加え、「私たちはメジャーリーグのチームと対戦する小さな人間だった」と、球団の圧力に押し切られたことを悔しがっていたという。
 ドジャースは連日満員が続く人気球団。ファンファーストを掲げる球団だけにローマンさんの怒りを放っておくわけにはいかなかったのだろう。現在、ドジャースは遠征中のため、ローマン夫妻が招かれるのは、早くとも12日(日本時間13日)からのパドレス戦になる。そこで大谷と対面、「より貴重な記念品」を手にすることで怒りが収まるかどうかは不明だが、ドジャースとしては、精一杯の誠意を示すことになる。「ファンと話をして」のコメントが誤解されて伝わり、SNSやネット上で「嘘つき」との非難を受けることになった大谷にとっても、誤解を解く機会になるだろう。
 またドジャースのローゼン氏は、「そのプロセスを見直すつもりです」とも語り、今後、ローマンさんを不快にさせた記念ボールの返還交渉の手順を見直す考えを示した。
 警備員がプレッシャーをかけて、ボールを持ち帰った場合に公式認証をしないという脅し文句を投げかける手順はもっての他だろう。誰もが納得するボール返還交渉の手順をあらかじめ定めてオープンにしておく必要があるだろう。 
 大谷が巻き込まれた元通訳だった水原一平氏の賭博スキャンダルについては、まだMLBの調査結果も出ておらず、疑念も残り、尾を引いたままだが、記念ボール騒動については、ローマンさん夫婦を再度、球場の招待してとりなす方針をドジャースが示したことで決着に向かいそうだ。

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