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仏のデシャン監督がパラグアイから侮辱的発言があったことを明かす(写真:ロイター/アフロ)
仏のデシャン監督がパラグアイから侮辱的発言があったことを明かす(写真:ロイター/アフロ)

「恥さらしだ!」“極悪”パラグアイは仏デシャン監督の母親まで「侮辱していた」…敵将は「断じてやっていない。だから謝罪もしない」と猛反発も海外メディアは「卑劣」と批判

 フランス対パラグアイの決勝トーナメント2回戦(日本時間5日)は、パラグアイの肘打ちなどのラフプレーが目立つ荒れたゲームとなったがフランスが後半25分にエースのキリアン・エムバペ(27)がPKで奪った1点を守り1-0で勝利した。試合後にエムバペに握手を無視されたパラグアイのGKオーランド・ヒル(26)がボールをぶつける暴挙に出たが、ディディエ・デシャン監督(57)の母親まで侮辱する挑発があったことも明らかになった。海外メディアからは批判の声が殺到する異常事態となった。

 「激高させるためにあらゆる手段を尽くした」

危険なチャージ、繰り返されるファウル、反スポーツ的な行為、挑発、侮辱…。フランスメディアの「RMCスポーツ」は「パラグアイはフランス代表の選手たちを激高させるためにあらゆる手段を尽くした」と表現した。
 その象徴的シーンが試合直後に起きた。
 GKのヒルがエムベパに握手を求めるも無視されると、なんとその背中にボールをぶつける暴挙に出たのだ。パラグアイメディ「D10」によると、試合後、ヒルは、こう言い訳をしている。
「彼に握手を求めて勝利を祝福した。でも、彼はまったく相手にしてくれなかった。その時は少し頭に血が上ってしまった。でも、したことといえば、彼に抗議しただけ。その後は落ち着きを取り戻した」
 前半34分には、腕をつかまれたエムバペが相手の胸を突き飛ばし、両選手が乱闘寸前までになった。さらにその数分後にはエムバペは、ガラルサに肘打ちをされて倒れた。パラグアイの選手が倒れていたデンベレのすねを蹴る場面もあった。
 後半15分には途中出場したデジレ・ドゥエは、ペナルティーエリア内で倒された。ノーファウルの判定だったが、VARで覆りフランスがPKを獲得した。この判定にパラグアイ側は激しく抗議。グスタボ・ベラスケスは、キリアン・ムバッペのキックを妨害しようとしてペナルティースポットを足で蹴ってぐちゃぐちゃにしようとする始末だった。このPKをエムバペが冷静にゴール右へ決め、フランスはその後も続くパラグアイのラフプレーにもリズムを崩すことなく、1-0で逃げ切った。
 だが、試合後さらに醜い事態が発覚した。フランスメディア「レキップ」によると、会見でデシャン監督はこう明かした。
「パラグアイを批判するつもりはない。どのチームにも、自分たちのやり方で戦う権利がある。ただ、相手ベンチから浴びせられた侮辱的な言葉については、特にいくつかは聞きたくはなかった」
 「レキップ」は、「この最後の発言はフランスメディアだけでなく、フランス代表関係者の間でも今大会期間中に亡くなったデシャン監督の母親に対する侮辱を示唆したものだと受け止められた」と報じた。
 デシャン監督の母親は、大会期間中の6月24日に死去、デシャン監督は、ノルウェーとのグループリーグ最終戦でベンチを離れて母親の葬儀に参列していた。
 海外メディアからはパラグアイへの批判の声が殺到した。
 BBCで解説を務めた元イングランド代表GKのジョー・ハート氏は厳しく非難した。
「パラグアイの選手たちは完全に恥さらしだった。もし自分のチームだったら、何人かはすぐにピッチから引きずり出している。あんなやり方で勝つのは絶対に嫌だ」
 そしてエムバペがヒルにボールをぶつけられたシーンについて「笑ってはいるが、内心では別のことをしたいのが分かる。シャツを引き裂きたかったのだろう。彼(エムバペ)がヒルを沈めてPKを決めたのが本当に嬉しい。よくやったキリアン!」と評した。

 

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