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森保監督はメンバー発表の際、三笘ら漏れた選手のことを思い涙ぐんだ
森保監督はメンバー発表の際、三笘ら漏れた選手のことを思い涙ぐんだ

北中米W杯を“左シャドー”三笘薫が不在で森保ジャパンは勝てるのか…ボランチを4人に減らしてFWを1人増やす緊急措置…代役候補に21歳の塩貝健人と20歳の後藤啓介を選出

 もっとも、最後の段階になって森保監督は再考を余儀なくされた。
 前日14日に開催したスタッフミーティングで、一度は北中米大会に臨む26人を決めたはずだった。しかし、その後に個人的に考える部分があり、森保監督の中で下された最終的な決断が、会見開始の約3時間前の15日午前11時前後にスタッフへ伝えられた。何に迷ったのか。指揮官は正直に打ち明けた。
「やはり三笘が直近の試合で怪我をして、メンバーに選べないという状況になった中で選手をどうするのか。そこが最後まで考えたところです」
 弾き出された結論は、ボランチを鎌田、田中碧(リーズ・ユナイテッド)、佐野海舟(マインツ)に2月に受けた左足首の手術からリハビリ途上にあり、プレミアリーグでまだ実戦復帰を果たせていない遠藤の4人だけとする陣容。その上でFWの選手を3人から4人に増やし、小川と上田綺世(フェイエノールト)に21歳の塩貝健人(ヴォルフスブルク)と20歳の後藤啓介(シントトロイデン)を加えた。
 森保監督はDFとして招集した板倉滉(アヤックス)と瀬古歩夢(ル・アーブル)が、所属クラブでボランチとしてプレーした経験がある点を強調。必要な場合にはスクランブルで起用できると明かした上で、最前線のFWに加えて、三笘が主戦場とする予定だった<3-4-2-1>システムの「2」の左シャドーでもプレーできる塩貝と後藤が秘める可能性に期待を込めた。
「2人は私が2期監督を務めた中で最後の最後に代表に入ってきました。実力的にも同等の選手はいますし、経験値から言うと他の選手を選んでいてもおかしくはありません。それでも彼らはこの1シーズンを見ただけでもかなり成長している。彼らの成長曲線を見たときに、今回のW杯の経験を経てさらに成長して、チームの力になってもらえる。今と未来への期待を込めて招集させてもらいました」
 今年1月にNECナイメヘンからブンデスリーガ1部のヴォルフスブルクへステップアップした塩貝は、3月シリーズで森保ジャパンに初招集。スコットランド戦で2トップの一角でデビューを果たし、伊東の決勝ゴールをアシストしている。
 191cmの長身を誇る後藤は、今シーズンにアンデルレヒトから期限付き移籍したシントトロイデンでリーグ5位タイの11ゴールをマーク。昨年11月に森保ジャパンへ初招集され、スコットランド戦では先発を果たしている。
 若き2人に今シーズンにブレンビーから移籍したブンデスリーガ1部のフライブルクで主軸を担う鈴木唯人、左ウイングバックでもプレーする中村敬斗(スタッド・ランス)と前田大然(セルティック)の5人で三笘の穴を埋めていく。
 名前は明かさなかったものの、森保監督はバックアップメンバーを帯同させる方針も固めた。招集メンバーに怪我人が出た場合、グループステージ初戦がキックオフされる24時間前まで入れ替えができるルールを活用するためで、これは遠藤や右肩鎖骨の手術を受けたばかりの鈴木に備えたものと見られる。

 

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