“涙会見”亀田興毅氏が「まったく眠れていない。毎日家族で神社に参った」奇跡の6.6愛知大会開催決定までの壮絶舞台裏明かす…美談では済まない騒動招いた責任…「足元を見つめ直して」
キルギス大会はLUSHの資金ショートだが、そもそも米国とイランの国際紛争の影響で、4月17、18、19日に予定していたキルギル大会が中止になり、その国際情勢が好転したわけでもないのに、5月に再セットしたことや「統一戦など次に向けての」の狙いがあるマッチメイクだったとはいえ、これだけのファイトマネーのかさむ豪華カードの愛知大会を企画した見通しの甘さがある。
その点を質問したが「何の見通しですか?」と逆に質問を返され、筆者の説明が不十分だったこともありやりとりは噛み合わなかった。
「もう1回新たに足元を見つめ直して3150FIGHTをよりボクサーの憧れ舞台にできるように頑張りたい」と前を向いた。
そもそも多くのボクサーや関係者への迷惑を顧みず、大会をほっぽり出したLUSHと提携したことへの亀田氏の“見込み違い”がある。その責任については、LUSHがJBCからライセンスを交付されておりDANGANやワタナベジムなどと合同興行を開催した実績があることなどをあげて「あの方たちも僕と同じような認識で組まれていたと思う」と経営方針が間違いではなかったことを示唆。かつて亀田氏はJBCを訴訟した例などがあるため、梯子を外されたLUSHに対して自身の名誉回復を含めた訴訟を検討しているかどうかとの質問が飛んだが「そもそも亀田興毅とう人間自体がバッシングされて嫌われている人間なのでいまさら名誉という問題でもない。ここまで凄い世界戦もいっぱい開催してきたのでそこをどうこう言うつもりも全くない」と否定した。
そして最大の責任はスーパーバンタム級の4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が中谷潤人(M.T)とのビッグマッチが東京ドームで開催されるなど、盛り上がっていた日本のボクシング界に水を差し、国内外でボクシング界への信頼を失墜させてしまったことだろう。
その点も質問したが「ボクシングに対するイメージ(ダウン)もある思う」と認めた上で、こう抗弁した。
「プロモーターとしては、一気に解決できる問題ではないし一気に(信頼を)回復できるものでもない。ボクシングで言えば、いきなり世界チャンピオンにはなれない。4回戦から段階を踏んで上がっていくもの。ラッキーパンチもない。ジャブをついてボクシングを作る。それと同じで一つ一つ形を作っていき、ボクシングファンや関係者にやっぱりボクシングはいいスポーツだと思ってもらえるよう、一歩一歩やっていきたい」
6月6日の愛知大会は、亀田氏の再出発への真価を問われる興行になる。(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

