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スウェーデン戦に惨敗したチュニジアのサブリ・ラムシ監督が電撃解任( 写真:新華社/アフロ)
スウェーデン戦に惨敗したチュニジアのサブリ・ラムシ監督が電撃解任( 写真:新華社/アフロ)

激震!日本の次戦相手チュニジアのラムシ監督がスウェーデン戦の1-5惨敗で電撃解任…「戦術的限界、運営や規律、ロッカー内雰囲気も関係」…開幕前の前代未聞の事件も影響か

 試合後の公式会見。2014年のブラジル大会でコートジボワール代表を率い、グループステージ初戦で日本に逆転勝ちしている指揮官は、自らの責任を認めようとしなかった。国際サッカー連盟(FIFA)の公式YouTubeチャンネルが映像を伝えている。
「我々ははあまりにも多くのミスを犯した。対戦相手との選手の質の差は勝敗を生んだ。W杯は重大なミスを犯すチームを決して許さない。次の日本戦ではミスを避け、堅実なパフォーマンスを見せて予選通過を目指さなければいけない」
 しかし、次のチャンスは訪れなかった。
 チュニジアメディアの『La Presse』は成績面以外にも、FTFがラムシ監督に見切りをつけた理由を次のように伝えている。
「FTFの幹部はチームの運営や規律、ロッカールーム内の雰囲気も大きく関係していると明かした。チーム内の雰囲気が徐々に失われていき、ピッチ上でのパフォーマンスにも大きな影を落とす事態が生じてしまったという」
 開幕直前には前代未聞の騒動も起こった。
 ラムシ監督がチームに無関係の20歳の息子を帯同させている件に対して、国内メディアやファン・サポーターから公私混同だと批判が殺到。指揮官は「息子とW杯を戦うのは私の夢だ」と釈明し、渡航費や滞在費を含めた息子に関する費用はすべて自らが負担。さらにFTFの承認を得ていると説明したが受け入れられない。
 しかもスウェーデン戦後には、件の息子と大敗に怒り心頭のファン・サポーターがスタジアムで衝突したという一報もある。すべての面で限界に達していたと推測できる状況で、後任選びでもドタバタ劇があったと前出の『La Presse』が続ける。
「FTFは元チュニジア代表で、現チームのテクニカルスタッフを務めるワフビ・ハズリに指揮を任せる可能性を検討したが、監督を務める上で必須のコーチライセンスを取得していなかったために選択肢から外れた。2028年のロサンゼルス五輪出場を目指す年代別代表を率いるアニス・ブジェルベーネ監督も候補に挙がったが、メキシコへ入国する上でのさまざまな制約によって迅速な移動がかなわない。最終的には元監督で、今大会でテクニカルディレクターを務めるモンドヘール・ケビエル氏が暫定で就任した」
 初戦と同じエスタディオ・モンテレイで20日(日本時間21日)に行われる日本との第2戦へ向けて、チュニジアは新体制下で建て直しを図る。しかし、サミ・トラベルシ元監督の下でアフリカ予選を勝ち抜いた主力選手の何人かは、ラムシ体制下では選外になっている。大量失点でいきなりつまずき、さらにチーム内に大きな傷跡を抱えたまま、過去の対戦成績で1勝5敗と大きく負け越している日本戦への調整を進めていく。
 逆風にさらされる中で、DFモハメド・アミン・ベンハミダ(エスペランス)はこんなコメントを残している。
「応援してくれたすべての方々に謝罪したい。次の試合で必ず名誉を挽回する」
 追いつめられ、後がなくなっているチュニジアの選手たちの意地が、日本にとってはある意味で脅威になりそうだ。

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