「日本戦の二日酔いから醒めた」オランダがスウェーデンに5-1“爆勝”で海外メディアは手のひら返し…チュニジア戦控える日本のグループF1位突破には暗雲か?
勝利したオランダはこの時点で、勝ち点を4ポイントに伸ばしてグループFの首位に立った。2位には3ポイントでスウェーデンが続くが、5-1で大勝したチュニジアとの初戦で得た得失点差のアドバンテージは「0」になった。
勝ち点1ポイントで3位の日本は、メキシコ時間20日午後10時(日本時間21日午後1時)キックオフのチュニジア戦で勝利するだけでなく、できるだけ多くのゴールを奪って得失点差でもオランダに食らいつきたい。
ノックアウトステージに目を向ければ、グループFの2位以内とグループCの2位以内がラウンド32で激突する。2試合を終えたグループCはブラジル、モロッコ両代表が勝ち点4ポイントで並び、得失点差でブラジルが首位に立っている。
グループステージ最終節の結果にも左右されるが、このまま推移した場合、グループFを1位突破したチームがモロッコと、2位突破したチームがブラジルとそれぞれ対戦する。日本としてはチュニジアに大勝し、さらにスウェーデンにも勝利した上で、オランダとチュニジアの最終戦の結果を待ちたい。
しかし、同じ考えをスウェーデンも抱いている。
1950年ブラジル大会の決勝リーグ初戦で、ブラジルに1-7で敗れて以来となる大量失点を喫して敗れた直後。キャプテンのDFヴィクトル・リンデロフ(アストン・ヴィラ)のコメントを、同国メディア『DAGENS NYHETER』が伝えた。
「もちろん私たちが望んだ結果ではなかった。厳しい試合になることはわかっていたが、5失点を喫して敗れるのは決して良い状況ではない。非常に厳しくなったが、それでも私たちは日本戦へ向けてポジティブな要素をまだ持っている。この試合の後で言うのはおかしいかもしれないが、すべてを自分たちの手でコントロールできるからだ」
自分たちでコントロールできる、とはイコール、25日(同26日)のグループステージ最終戦で勝てば、スコアには関係なくグループFの2位以内を決められるからだ。前出の『The Athletic』のグループFの行方をこう伝えている。
「オランダに喫した敗北は、多くの点でスウェーデンを巡る状況に大きな変化をもたらすものではない。最終戦で日本に勝利すれば、2位以上でノックアウトステージに進出できる上、オランダがチュニジアに勝てなければグループ首位になる可能性さえある。確かにスウェーデンに改善すべき点は残っているが、日本の中盤に負傷者が相次いでいる状況を考えれば、スウェーデンが依然として優位に立っている状況は否定できない」
対する日本はオランダ戦で左膝を負傷したMF久保建英(レアル・ソシエダ)のチュニジア戦欠場が決まっている。中盤のキーマンを欠いた状況でただ単に勝利するだけでなく、いかに複数のゴールを決められるか。最大の強敵オランダと引き分け、大きな山を越えたと見られたグループFの戦いはここからが佳境を迎える。

