やはり塩貝健人の挑発発言はブラジルの“諦めない戦い”の「モチベーションになっていた」セレソンDFがノルウェー監督の「待ってろ!アンチェロッティ」挑発発言に重ねて明かす
またサントスは日本戦でのアンチェロッティ監督のハーフタイムの指示が、いかに効果的だったかも、この会見で明かしている。
「ミスター(アンチェロッティ監督)は本当に説明不要の監督だ。クラブでのキャリアや勝者としての実績は誰もが知っている。彼がハーフタイムで落ち着きを与えてくれたことで、僕たちは自信と力を取り戻し、後半に向けて再び自分たちのクオリティを信じることができた。そこから深さのある攻撃を取り戻し、最後はマルティネッリのゴールで勝利することができた。これはチームの強さと意志の表れだ」
森保一監督も「後半に戦術変更があり、ブラジルがシンプルにクロスを上げてくることを伝えていた」と、アンチェロッティ監督の戦術変更を読んで対策をしていたことを明かしている。だが、同点ゴールはクロスの出所へのアタックが甘く、勝ち越しゴールでは、危険なゾーンで田中碧がボールをロストするミスを犯していた。
ちなみにノルウェーのソルバッケン監督は、塩貝の挑発発言が、ブラジルの闘志に火をつけたことがわかっているのか、まるで、それを反面教師としたように、挑発発言を撤回している。
「あらゆる意味で挑発とは程遠いものだ。アンチェロッティ監督はおそらくヨーロッパサッカー史上最大級の監督の一人であり、歴史的な視点ではグアルディオラ、モウリーニョ、そしてあと一人か二人と並ぶ存在だ。私は彼を最大限に尊敬している。コペンハーゲンにいた時に何度か会ったことがあり、チャンピオンズリーグでチェルシーやレアル・マドリードと対戦した。彼は素晴らしい人物で、ユーモアのセンスも優れている。ブラジルという国に対しても、最大の敬意を持っている。彼らは、これ(私の発言)をユーモアとして理解できると思う。深い意味のある発言ではない」
3試合で5ゴールを決めた“怪物”ハーランドを擁するノルウェーとブラジルのベスト8をかけた戦いは、再びサッカーにおいての挑発発言の是非が問われる試合になるのかもしれない。

