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ポルトガルのCロナウドとクロアチアのモドリッチのレジェンド2人が健闘を称え合うも、幻に終わった同点ゴールにモドリッチは納得いかず(写真・AP/アフロ)
ポルトガルのCロナウドとクロアチアのモドリッチのレジェンド2人が健闘を称え合うも、幻に終わった同点ゴールにモドリッチは納得いかず(写真・AP/アフロ)

「C・ロナウドのスター性が優先されたのか」”クリロナ”に2つの”疑惑”浮上…PK判定にクロアチア“伝説”モドリッチが激怒し、MOM選出に「他にふさわしい選手が」と地元メディアやSNSで賛否

 サッカーのW杯北中米大会、決勝トーナメント1回戦でポルトガルがクロアチアに2-1で勝利、スーパースターのクリスティアーノ・ロナウド(41)が今大会3ゴール、W杯通算1ゴール目となる同点PKを決め、この試合のマン・オブ・ザマッチに選ばれた。アディショナルタイムのクロアチアの同点ゴールがFIFAの最新テクノロジー判定で取り消しになるなど、VAR判定に物議が起きる大荒れの試合だったが。クロアチアのレジェンドのルカ・モドリッチ(40)が「あれ(ロナウドの)はPKじゃない。いつも我々は不利になる」と激怒。またクロアチアのメディアやSNSではロナウドのMOMについて「スター性が優先されたのでは?」などの賛否が起きた。

 ロナウドは1年前に事故死のジョタの21番のジャージを着て涙

 その瞬間、後半34分からベンチへ下がっていたいたロナウドは硬い表情を崩して控えのメンバーと抱き合った。
 アディショナルタイムの13分。クロアチアのヨシュコ・グヴァルディオルが2-2に追いつく同点ゴールを決めたかに見えた。だがVAR判定の結果、クロスに対してジャンプしたイゴール・マタノヴィッチの頭がボールに触っていたことをボールに埋め込まれたセンサーが感知しており、オフサイドとなって取り消しとなったのだ。
 ロナウドは21番のジャージに袖を通した。
 1年前の7月に事故で亡くなった元代表メンバーであるディオゴ・ジョタへの敬意を示すものだった。
「今日は特別な日だ。天国からジョタが私たちを照らしてくれている。彼がここにいると分かっているし、彼に最高の形で敬意を示すために今日勝つ意味があった。」
 ポルトガルメディア「SIC」によると、ロナウドはそう語り、涙を流したという。
 1点を追う後半23分。ロナウドは同点PKを決めていた。冷静に一度フェイントをかけてど真ん中に蹴り込んだ。コーナーキックからのゴール前の混戦でレナト・ベイガが、二コラ・ブラシッチに後ろからつかまれ倒されたプレーが、VAR判定の結果、ファウルと認められた。一度はゴールキックの判定が下されていたが、覆ったものだ。
「今日は“苦しむ方法”を知る必要があった。この規模の大会で優勝するためには、苦しむことを知っていなければならない。それが今日の試合だった。クロアチアが先に得点し、私たちは少し動揺したが、私がPKを決めたことで感情的な転換機が生まれた。それ以降は試合が少し楽になった。それでも困難は続いたが、これがこの大会だ。前に進まなければならない」
 ロナウドは今大会3ゴール目、W杯通算11ゴール目をそう振り返った。自身のキャリア通算ゴールも「975」に伸ばし、前人未到の1000ゴールまであと「25ゴール」となった。
 だが、クロアチアの5大会連続出場のもう一人のレジェント、モドリッチは、クロアチアメディア「Index Sport」を通じて怒りの声をあげた。
「大きな失望だ。もっと多くのものを得るべき試合だった。いくつかの場面はこちらに不利だった。あの(ロナウドの)PKは、もし逆の立場なら絶対にVARは介入しなかっただろう。お互いに押し合っていただけで一方が引っ張ったわけではない。だから、この試合でPKを取るべきではない。こういう曖昧な場面でVARが入るべきではないんだ。こういうことがいつも我々に不利に働いているように感じる」
 そしてこうも続けた。
「VARについては、導入された当初からあまり好きではない。良い面もあるが、使い方が間違っているか、あるいは選択的に使われているように感じる。強いチームかどうかで判断が変わっているのではないかとすら思う。200%明らかなミスの時だけ介入すべきだ。グレーゾーンのような場面にVARが入るべきではない。あれはPKではないと思う」
 暗にスーパースターのロナウドを擁するポルトガルというチームを勝たせたいという大会サイドの忖度があったことを示唆した。

 

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