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メッシに指示を与えるスカローニ監督。2人は共に肝を冷やした(写真・ロイター/アフロ)
メッシに指示を与えるスカローニ監督。2人は共に肝を冷やした(写真・ロイター/アフロ)

「負けていたらとんでもないことになっていた」アルゼンチンの名将スカローニ監督がカーボベルデ戦後に語った本音…メッシも苦戦理由を詳細に分析「プレスかけれずライン間が空いた」

 カーボベルデに敬意を示し、こう反省を口にした。
「各ラインの距離が開いてしまっていた。守備的ミッドフィールダーの位置から相手のセンターバックをフリーにしようとしてもセンターバックが前へ出ていくには距離が長すぎた。その結果チーム全体の連係が崩れてしまった。相手は実質的に一人多い状況になっていた。僕たちは人数を合わせることができず、相手にボールを保持され、プレスをかけられなかったことで、こちらが走らされ続ける展開になってしまった。改善しなければならない。悪かった点も数多くあった」
 スカローニ監督もメッシと同じ感想を持った。
「厳しい試合になることは分かっていた。本当に苦しい試合だった。勝つに値したとは思うが、相手は私たちを非常に苦しめた。悪かった点については選手たちと話すつもりだ。しかし、良かった点を挙げるなら、このチームは最後まで相手ゴールを目指し続けたことだ。一度は打撃を受けたが、それでも勝利をつかみ取った」
 そしてこう続けた。
「延長戦を戦った影響があった。90分まではチームは問題なくプレーできていた。エンソ・フェルナンデスは試合終盤に足をつってしまったが、もう交代枠は残っていなかった。こういう試合は心で戦うものだ。アルゼンチン代表にはそれがある。そしてその気持ちが体力不足を補ってくれる。チームは強い精神力を示してくれた」
「試合中に敗戦を覚悟したか?」との質問も飛んだ。
「私は少し疑り深い性格なので、決して『もう突破した』とは思わない。経験がそうさせている。でも確かに試合の流れは良くなかったし、結果は逆に転んでいたかもしれない。ただ、試合の主導権は私たちが握っていた」
 ベスト8をかけた次戦はエジプト戦。
 スカローニ監督は決意を込めてこうコメントしている。
「この試合は監督として私をさらに成長させてくれるだろう。勝ったからこそ、なおさらだ。もし負けていたら悲しい記録として残っていただろう。修正すべき点はしっかり修正していく」
 苦しんだ経験はチームを強くしたことは間違いない。ただ一方で38歳のメッシが、120分以上プレーしたため、疲労の回復問題もある。次戦のエジプト戦まで中3日しかない。
 実際、メッシは「本当に大きな消耗をした。今は休養を取り、次の試合だけを考えることが何より大切だ」と明かしている。
 そのエジプト戦は日本時間8日だ。

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