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絶不調だったアストンマーティンが13位&14位と奇跡の浮上(写真・ロイター/アフロ)
絶不調だったアストンマーティンが13位&14位と奇跡の浮上(写真・ロイター/アフロ)

「もはや最も遅いチームではない」なぜハンガリーGPでアストンマーティンが奇跡的な13位&14位に浮上できたのか…16か所もの車体アップデートでホンダPUが機能

 F1の今季第11戦、ハンガリーGP決勝が26日にブダペスト郊外のハンガロリンクで行われ、開幕から低迷してきたアストンマーティン勢が中位に食い込んだ。16個ものアップデートが投入されたマシンでランス・ストロール(27、カナダ)が今季自己最高の13位、フェルナンド・アロンソ(44、スペイン)が同2番目の14位でフィニッシュした。今季からホンダのパワーユニット(PU)を搭載するアストンマーティンの躍進を、海外メディアは「もはや最も遅いチームではない」と伝えた。レースは昨季王者、マクラーレンのランド・ノリス(26、英国)が初勝利を挙げた。

 「大きな一歩を踏み出せたと思う」

 表彰台に立った3人よりもある意味で脚光を浴びた。
 開幕から未曾有の不振にあえぎ、両ドライバーの合計で実に11回ものリタイアを余儀なくされてきたアストンマーティン勢が最後まで中位を争う。20番グリッドのスタートから追い上げ、今季自己最高の13位でフィニッシュしたストロールが、安堵感を漂わせて応じたフラッシュインタビューをF1公式サイトが伝えた。
「今季初めてミッドフィールドの争いに加われたのは良かった。今週末は大きな一歩を踏み出せたと思うから、これからも頑張り続けなければいけない」
 前日25日の公式予選で、アストンマーティンとして今季初の1回目(Q1)突破を果たして16番グリッドを獲得。1周4.381kmのハンガロリンクを70周する決勝の中盤には10位に浮上し、第6戦のモナコGP(10位)以来となる入賞の期待を抱かせたアロンソは、最終的に14位でフィニッシュした結果にも落胆していなかった。
「ライバルたちの感触を再びつかめたのは良かった。特に序盤は中団にほぼついていけるほどのペースがあったと思っている。新型マシンを開発していく上で、今回のマシンが良い基準になってほしいと願っている」
 シーズンの折り返しとなるハンガリーGPを前に、アストンマーティンは車体の大幅な改良に初めて取り組んだ。フロントウイングやフロアなどに16個もの大幅なアップデートを投入。マシンから得られる好感触をアロンソはこう語っている。
「もはや自分たちが何を目指しているのかがわからない状況ではない。何を求めているのか、そして次のアップグレードパッケージや来年の目標が何であるかが正確に把握できている。私にとってはそれが今週末における最大の変化だと思う」
 米国のモータースポーツ専門メディア『motorsport.com』は、アストンマーティンが遂げた変貌ぶりを「もはや最も遅いチームではない」とこう伝えた。
「アロンソやストロールが動くシケインのように振る舞う決勝がついに終わりを告げた。切実に待ち望まれてきた、エイドリアン・ニューウェイ代表による16個ものアップグレードパッケージが明確に機能し、ハンガロリンクで即座に成果を上げた。2人のドライバーはようやく競争力のあるレースを楽しめるようになり、その結果としてアストンマーティンを中堅チームにとって本物の脅威に変えた」
 アロンソ、ストロールともにポイントは獲得できなかった。ドライバーの合計ポイントで争われるコンストラクターズランキングは、アロンソが獲得した1ポイントだけの10位で変わらない。しかし、決勝でセルジオ・ペレス(メキシコ)とバルテリ・ボッタス(フィンランド)がともにリタイアし、依然として0ポイントで最下位のキャデラックとの差は後半戦への期待も含めて果てしなく広がった。

 

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