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阪神が村上頌樹の完封、佐藤輝明の一発というエースと4番で巨人を倒して同率首位で前半戦を折り返した
阪神が村上頌樹の完封、佐藤輝明の一発というエースと4番で巨人を倒して同率首位で前半戦を折り返した

TG戦の9回大ピンチで“虎キラー”ダルベックを封じた村上頌樹と被弾した才木浩人の何がどう違ったのか…前半前同率首位Uターンも意味不明の盗塁死へ残る懸念

 前半戦最後の伝統の一戦が26日、甲子園で行われ、阪神が村上頌樹(28)今季2度目の完封と、佐藤輝明(27)の22号決勝アーチで1-0勝利。巨人と同率首位で前半を折り返した。9回無死一、二塁で4番のボビー・ダルベック(31)を迎えるも併殺打に打ち取った。2日前には似たシチュエーションで才木浩人(27)が逆転本塁打を浴びていたが、村上は二度同じ過ちを繰り返さなかった。

 「才木の分は才木が取り返す」

 虎党には不吉な悪夢が蘇った。1-0で迎えた9回だ。完封を目前にした村上が松本、泉口に連打を浴びて無死一、二塁のピンチで、今季7本塁打を浴びている“虎キラー”の4番ダルベックを迎えた。2日前には、才木が1-0で迎えた9回二死三塁からダルベックに左中間に痛恨の逆転2ランを許していた。嫌な似たシチュエーションだ。
 だが、村上は低めのボールのストレートから入り、見送ればボールの外角低めのカットボールで誘い、二ゴロ併殺打に封じ込んだ。

「あそこがキー。ゲッツーを取れたのは坂本さんがうまく配球してくれたから。うまく打ち取れた」

 なお二死三塁と一打同点のピンチが続くも、佐々木を落差のあるチェンジアップでスイングアウトに仕留めバックを振り返ってガッツポーズと共に吠えた。
 試合後のヒーローインタビュー。
「才木の分もという気持ちはありましたか?」とインタビュアーに聞かれ、こう返した。
「才木の分は才木が取り返す。自分は本当にやるべきことを丁寧にと。才木も悔しいところはあると思うので、後半戦にまた力強い才木が見られるんじゃないか」
 同学年の才木を気遣った。
 なぜ村上と才木に違いが生まれたのか。
 藤川監督はこう説明した。
「本当に同じようなシチュエーションになりましたけど、一昨日負けたことでいろんな部分で見つめ直して今日のゲームに全体で臨みました。同じ轍は踏まない。負けを生かして素晴らしいゲームにしてくれました。ダブルエースの才木が最後4番バッターで(やられた)その借りを全員で返すことは、今後戦っていく上で非常に重要になる。これから先が楽しみになる」
村上の119球の6安打1四球6奪三振の完封劇をそう称えた。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人はこう分析した。
「才木の失敗がチームで共有されていたのでしょう。私は3連戦でキャッチャーをコロコロと変えることには反対だが、才木をリードした梅野の配球のいい所と悪い所を坂本が継承していたと思う。才木はダルベックをストレートで追い込みながら、フォークが落ちずに本塁打にされた。村上―坂本は、高さとコースを間違わないことを徹底していた。ダルベックへの2球はすべて低めのボールゾーン。しかもコントロールミスの少ないカットボールを選択した。特に高さのミスをしないことが9回を通じて徹底されていた。こういうデータの継承と改善がチームを強くしていく」
 今季の村上は、立ち上がりから序盤に苦しむ投球が多かったが、この日は、3回までわずか1安打の安定感を取り戻した。2点台になっていた防御率を再び1.88の1点台に戻した。
 8勝5敗で2年連続の2桁勝利も見えてきた。

 

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