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来年3月から森保監督からバトンを受けA代表監督を兼任する大岩剛監督が初めて会見に臨む
来年3月から森保監督からバトンを受けA代表監督を兼任する大岩剛監督が初めて会見に臨む

大岩ジャパン方針は“反森保”?!「私自身は個の成長という言い方はしていない」来年3月に森保監督からバトンタッチのU-21監督の大岩剛氏が“所信表明”

 CLの上位を争えるようなビッグクラブで選手が個の力を磨き、日本代表として招集されたときにお互いが刺激し合って相乗効果を図れる。代表として活動できる日数が限られている現状では、確かにこの図式が説得力を伴う。
 しかし、2021年4月から年代別日本代表の指揮を執り、ベスト8進出を果たしたパリ五輪後も引き続き2028年のロサンゼルス五輪出場を目指す世代を率いている大岩監督は、代表活動期間中も選手をさらに高みへ導けると確信している。
「今回のアジア競技大会でもレベルの高い選手たちを招集できたので、彼らがピッチの中での役割を理解した上で、ゴールを奪うためには、ゴールを守るためには、というところが明確になっていれば、結果的に個も成長していたよね、となるのが理想ではあります。ぜひともそういった順序でチームを前進させていきたい」
 生出演した前出のNHK総合で、手本となるチームを問われた森保監督は「最終的にはスペインのようにボールを握りながら、局面でも勝っていく、といったチームを目指していくべきなのかなと思う」とW杯王者を挙げた。
 ここでも大岩監督は「個人的な意見」と前置きした上でこう続けた。
「よく『スペインが優勝したからスペインを目指す』とか、そういった話になりがちだと思います。当然のように参考にするとか、吸収するというのはありますけど、私たち指導者も選手と同じくいろいろなものを学び、積み上げてきたものがあるので、そういった総力をひとつにしながら良いグループを作っていければ。どこがゴールというよりも、通過点のひとつが今回のアジア競技大会であり、次回オリンピック出場であり、その舞台で勝ち切る流れが次回のW杯につながれば、という思いでいます」
 一見すると“反森保路線”に映るようで、もちろん森保監督に率いられた2期8年の軌跡を批判しているわけではない。兼任体制のスタートに当たっては、JFA側から日本人監督の流れこそ踏襲していくものの、模倣して欲しいとも言われていない。
 例えるならば「卵が先か、鶏が先か」の議論になる中で、大岩監督は選手の成長から逆算した明確なビジョンを持っている。
 そして、今回の愛知・名古屋アジア競技大会が2030年にスペイン、ポルトガル、モロッコなどで共催される次回W杯への第一歩となる。レギュレーションで「23歳以下、プラス、最大3人のオーバーエイジ」と定められている中で、2年後のロサンゼルス五輪予選及び本大会をにらみ、あえて21歳以下の若い世代で臨む。
「開催国としてぜひとも優勝を目標に定めて戦っていきたい」
 大岩監督が頂点を目指すと宣言したメンバーには、大会期間と9・10月の国際Aマッチデー期間が一部重複している関係で、DF市原吏音(AZアルクマール)やMF石渡ネルソン(シントトロイデン)ら4人の欧州組も名を連ねている。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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