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大橋ジム期待の“アマ7冠"中山聖也が6回TKOデビュー!(写真・山口裕朗)
大橋ジム期待の“アマ7冠"中山聖也が6回TKOデビュー!(写真・山口裕朗)

井上尚弥が「パーフェクト。めっちゃ良かった」と絶賛した“アマ7冠”中山聖也の衝撃6回TKOデビュー…凄い音が記者席に響いた

 プロボクシングの「フェニックスバトル159」が19日、後楽園で行われ、アマ7冠の中山聖也(19、大橋)が元WBAアジア・スーパーフライ級王者ナッタポン・ジャンケーウ(30、タイ)とプロデビュー戦に臨み、6回52秒TKO勝利した。リングサイドにいたスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(33、大橋)は「パーフェクト。めっちゃ良かった」と中山を祝福。スーパールーキーはその言葉を「自信につながる」と深く受け止めた。

 「だいぶ焦った。3ラウンドくらいから(倒せず)やべえぞ」

 凄い音が記者席まで響いた。
 ブリキのバケツでも壊したような音。
「拳に感触が残っている」という中山の強烈な左ストレートにタイ人があとずさりした。さらにワンツーを叩きこみ、ラッシュを仕掛けたところでレフェリーが割って入った。6回52秒。鮮烈のTKOデビューである。
「だいぶ焦った。倒せる未来が見えなかった。3ラウンドくらいからやべえぞと。カウンターボクサーなんで、相手が入ってきてくれた方が自分の倒せる場面を作れる。でも相手が打ってこなかった。これがプロで倒すのが難しいことかなと。最後、ああいう形で終われてほっとしている」
 何もさせなかった。
 1ラウンドからジャブと「下から散らしていこう」と練習から手応えのあったボディストレートで着実に削った。3ラウンドの終了間際に、まともには当たらなかったが、カウンターの左ストレートで最初のダウンを奪うと、5回にもロープを背負わせて、ワンツーで2度目のダウン、さらに終了間際にまた左で3度目のダウンを奪いカウントが数えられたが、これは足が引っ掛かっていたとして、スリップに訂正された。それでもディフェンス一辺倒のJBC非公認、元WBAアジアスーパーフライ級王者にとどめをさすことができなかった。
 ジャンケーウは1ラウンドで倒されているが、元WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)とも拳を交え、昨年12月の前戦では中川麦茶(ミツキ)と8ラウンド判定まで持ち込んでいる。
「もう(倒すのは)無理かな」
 あきらめかけたがアマ7冠の勲章はダテではない。
 前後のステップワークを使い、相手を動かすスタイルに「シフトチェンジした」ことでTKOシーンにつなげたのだ。
 リングを降りるとパウンド・フォー・パウンド1位の井上尚弥にこう声をかけられた。
「パーフェクト。上出来。めっちゃ良かったよ」
 中山は「プロの世界でトップを走っている尚弥さんにそう言ってもらって自信にもつながる」と受け止めた。
「ボクシング的には完璧。周りの人の評価がどうなっているかわからないが、自分としては半分満足。KOは遅くなったでだけ。ボクシングは100点」
 そう自己評価した。

 

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