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大橋ジム期待の“アマ7冠"中山聖也が6回TKOデビュー!(写真・山口裕朗)
大橋ジム期待の“アマ7冠"中山聖也が6回TKOデビュー!(写真・山口裕朗)

井上尚弥が「パーフェクト。めっちゃ良かった」と絶賛した“アマ7冠”中山聖也の衝撃6回TKOデビュー…凄い音が記者席に響いた

 5月2日の東京ドームでモンスターと戦った元3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)を彷彿させる長身のサウスポー。しかもパンチ力もあるストレートパンチャー。フライ級ではすでに異彩を放つ存在だ。
 高校時代から九州では「中山三兄弟」として名が通っていた。東福岡高時代にインターハイで3連覇するなど、アマ7冠。駒大へ進み2028年のロサンゼルス五輪を目指していたが、適性階級だった51キロ級が種目からなくなったため、1年で中退し、自ら大橋秀行会長に電話をかけてプロ転向、大橋ジム入りを直訴。6月10日にプロテストに合格していた。この日の会場には、2023年全日本選手権ライト級王者で、10月3日にプロデビューする長兄の中山颯太(帝拳)、駒大3年の次兄、鉱一も応援にかけつけていた。試合中にはセコンドの指示の声だけでなく2人の兄の声も聞こえていたという。
「(勝利の)バトンはあっちが勝手に受け取ってくれれば。『託したぞ』みたいなことは言わない」
 そう言って笑った。仲がいい証拠だろう。
 被弾はゼロで、プロの洗礼は浴びなかったが違った意味での洗礼はあった。当日計量のアマとは違い、プロでは前日計量。リカバリーをどうするかが重要となる。52キロ契約の今回、5キロを戻すつもりで、横浜の大橋ジムの2階にある和食店でジム恒例の計量後メニューを胃袋におさめたあと、この日、OPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦に挑んだ駒大の先輩でもある岡聖に焼肉を御馳走にもなった。だが「水を飲み過ぎて、水分ばかりが排出されて」3キロしか戻らなかった。
「もっと落とせる。フライ級が適正かな」
 次戦は50.80キロのフライ級で挑みたいとの意向を示した。
「今世界チャンピオンとやって勝てるとは思わない。今回は、勝つ気のない、守備に回った相手だったが、もうちょっとしっかりした相手、僕を倒しにくる相手とやってどうなるかを経験してみたい」
 そして、こうも言った。
「8オンスもアマの10オンスもあまり変わらなかった。でも頭を狙うと拳を痛める。もっと狙う場所、当て方を考えないといけない。足を使うと結構当たった。プロで(ボクシングスタイルを)変えすぎず、アマチュアぽいボクシングも入れていかないと」
 将来世界王者になる逸材であることに疑いはない。
 年内にもプロ第2戦が予定されている。

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