一体誰と戦うんだ?!9.2横浜プロ2戦目“18歳スーパー新人”藤木勇我に大橋会長が「勝てば次戦で大きな試合をやる」と爆弾発言…すでにスパーでは東洋ライト級王者に判定勝ちの実力?!
アマ49戦全勝を誇るスーパールーキー藤木勇我(18、大橋)が20日、横浜の同ジムで9月2日のダブル世界戦のアンダーカードで行われるプロ2戦目に向けての公開練習を行った。ノンタイトル戦で公開練習が設けられることは異例。大橋秀行会長(61)の期待の大きさを表しているが、この試合の勝利を条件に次戦で「大きな試合をやる」と発表。スーパーフェザー級の地域タイトル戦となる模様で3人の日本人王者の名前が浮上した。2日の試合後に明らかになるというのだが果たして“ザ・キング”は誰と戦うのだろうか。
「世界戦扱いは特別ではなく当然」

異例だ。
プロ2戦目のノンタイトル戦での公開練習。9月2日のメインは吉良大弥(志成)のWBA世界ライトフライ級王座決定戦と、藤木のジムの先輩、石井武志のWBA世界ミニマム級王座決定戦のダブル世界戦だが、告知のビジュアルポスターでは、藤木がど真ん中。2人よりも主役扱いだ。
「アマ49戦無敗でアジアユース、世界ユースで金メダル、全日本選手権も優勝している。これまでにいない選手なので、世界戦扱いは特別ではなく当然」
大橋会長は公開練習実施の理由をそう説明した。
大橋会長によると、藤木は興国高卒業と同時に大阪から横浜へ引っ越して、元WBO世界バンタム級王者の武居由樹が暮らしていた出世部屋で一人暮らしを始めた当初、ホームシックになったそうだが、プレッシャーを感じるような性格ではない。
「デビュー戦ではそこまで自分ボクシング見せずに終わった。持ち味を前面に出した気持ちを見て欲しい」
6月10日に後楽園でいきなりメイン抜擢を受けたデビュー戦は、タイのスーパーフェザー級王者でWBOアジアパシフィック同級15位のウィラ・ミカムを2ラウンドTKOで仕留めた。ジャブでぐらつかせ、ラッシュをかけてストップの展開だったが、藤木の自己採点は30点だった。
「気持ち、パワー、プレッシャーのかけ方が(自分の持ち味なのに)プロデビュー戦はディフェンスを考えながらやっていた。怖さはなかったが、一発でプロは勝敗が変わるのを見てきた。そういう部分で慎重になりすぎた。攻撃は最大の防御。パンチでダメージ与えつつ、もらわない意識で練習をやってきている」
プロ2戦目に向けてnスパーリングは、ジムメイトのOPBF東洋太平洋ライト級王者の今永虎雅、前日の19日にWBOアジアパシフィック同級王者となった高橋麗斗(パンチアウト)、木村蓮太朗(駿河男児)、橋本舞孔(DANGAN)らのトップクラスを相手に約80ラウンドを消化した。今回の試合は「今無理して減量する意味はまったくない」(大橋会長)と、61.23キロのライト級に近い61キロ契約の8回戦ゆえにライト級の猛者を相手にしてきた。
大橋会長曰く「今永とのスパーの判定をつけるとすれば、藤木」という内容のスパーを見せてきたという。
対戦相手のジュフェル・サリナ(フィリピン)は19戦11勝(8KO)7敗1分けの戦績を持つ好戦的なサウスポー。2022年10月には、元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の齋藤麗王(帝拳)と対戦して2回KO負けしているが、齋藤にダメージを与えるシーンもあった。岡田誠一トレーナーは「プロっぽくガンガン来る選手に対してどう戦うか」とテーマを投げかけた。
だが、相手が出てくるなら藤木とは噛み合うし、KOチャンスが増える。
「今回のフィニッシュブローは?」
そう問うと、18歳のネクストモンスター候補は、「それはお楽しみに。どのパンチでも倒せる準備をしている」とニヤついた。

