「中量級には世界を狙える藤木がいるぞ!僕の1日にしたい」井上尚弥の最有力後継者“ザ・キング”藤木勇我がプロ2戦目を前に吠える…次戦でWBOアジアSフェザー級王者の大畑俊平に挑戦へ
プロボクシングのW世界戦(9月2日、横浜BUNTAI)の話題のアンダーカードがプロ2戦目のリングに上がるアマ49戦全勝を誇るスーパールーキー“ザキング”藤木勇我(18、大橋)だ。今回は61キロ契約8回戦だが、計量は60.9キロで一発パス。「中量級で世界を狙えるのは僕という意味で僕の日にしたい」とアピールを誓った。勝てば次戦はWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者、大畑俊平(25、駿河男児)とのタイトル戦となることも明らかになった。大畑も26日に防衛戦を控えており勝利が条件だが、藤木は地域タイトル挑戦資格を得るためにもインパクトのある勝利を求められることになった。
「相手を過大評価している」
いかつい目線。睨みをきかせた。
計量直後のフェイスオフは約8秒。
「あっちが終わらせた」
上背でも藤木に負ける対戦相手のジュフェル・サリナ(フィリピン)は気迫におされて右手をさしだすと、“しょうがねえな”とばかりに藤木も手をだして握手をするも、離れ際までずっと睨みつづけた。大阪でいうメンチだ。
「あれが素ですよ、試合前はあんなもんですよ。思ったよりも小さいな。もっとごつくてパワフルかなと思っていた」
上から目線。
18歳のプロ2戦目のボクサーにはとても見えなかった。
余裕?そう問うと藤木は即座に否定した。
「余裕はない、ひとつも。相手を過大評価している。強いとも思っているで」
サリナは19戦11勝(8KO)7敗1分けの戦績を持つ好戦的なサウスポー。2022年10月には元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の齋藤麗王(帝拳)と対戦して2回KO負けしているが、齋藤にダメージを与えるシーンもあり、藤木に油断などない。
それでも「デビュー戦より(試合の契約体重が)1キロ重い。試合スパンも短く、最後まで相手を想定して練習ができた。体重のことを考えて落としたのは最後の1日くらい。充実した時間を過ごせた。調子も最後までよく仕上がった。明日はいいパフォーマンスを見せて僕だけの試合になる」との手応えがある。
大橋会長はアマ9冠の藤木に中量級のビッグスターになりえるという期待を寄せてザキング”と名づけた。井上尚弥の最有力後継者としての期待でもある。
藤木にもその自覚はある。
「世界戦が2つあって、軽量級の日本人は強い。吉良選手と石井さんは絶対世界を取ってくれる。その世界戦以外で中量級には藤木がいるぞ、と。世界を狙えるのは中量級で僕という意味で僕の日にしたい」
プロ5戦目でWBA世界ライトフライ級王座決定戦に挑む吉良大弥(志成)の世界戦がメインで、セミファイナルがWBA世界ミニマム級王座決定戦に出場する石井武志(大橋)のW世界戦だが、藤木は興行の主役をかっさらう決意がある。
「判定でもKOでも勝てる準備している。僕の強みは攻撃力。そこも出していけたら」
藤木応援団が100人駆けつける予定で「パワーになる」という。

