それ何?「孤独だった」と告白した那須川天心の井上拓真との再戦勝利テーマは「キレキレではなくヌルヌル」?!「やられる覚悟がやる覚悟。刺しにいく」パフォーマンス封印で本当に勝てるのか?
「こんなに負け予想が多い試合もない。そういった概念や思いを本当にひっくり返してやりたい。1番崖っぷちでピンチな状況だからこそひっくり返った時に凄い面白いものが生まれるんじゃないか」
井上尚弥は「ボクシングの幅でも拓真が勝っている」と発言した。
「積み上げてきたものは相当大きいと思うが、試合をしてしまえばそれは関係なくなる。組まれた時点で5分。やってみろよと思っている。やられる覚悟がある。でもやられる覚悟のある奴にはやる覚悟がある。試合を作りに行くからやられるわけじゃないですか。そこをみんなに見て欲しい」
それは負けるかもしれない覚悟か?
「負けるかもしれないというか、守って距離を取ってやり取りだけをしてたらそれで終わるじゃないですか。前はそういう試合だった。でも今回は刺しに行く。そういう武器を持ってるやつは自分でやりにいけるがやられるリスクも高い」
テロリスト宣言である。
「KOしたい。そのつもりで毎日やっている。僕のその覚悟の姿を見に来て欲しい」
一方の拓真陣営の北野トレーナーは「前回とは違っていた。重心を下げて打ち合いを想定しているのか、前回より前に出ていくイメージ」と言い、浩樹も「いろんな意味で地に足がつきかっこよくなった。勇気が出た。もう捨てるものがないというか、1回負けて覚悟が強くなった。その覚悟の力で踏み込みができるようになった」との印象を口にした。
ただ浩樹は「短期間じゃないですか。そういうものは長くやって染みつくものだと思うので、その変化がいい方向に出るか悪い方向に出るか。そこじゃないですか」と疑問も投げかけた。
「やられる」覚悟を決めた天心が打撃戦を挑んでくれば、それは拓真の思うツボでもある。
足を止めた打ち合いになれば拓真チャンピオンが有利じゃないか?
浩樹にそう問うと「ちょっとそこまでは言いたくない。あとは企業秘密で」と言葉を濁した。
鈴木トレーナーがこうフォローした。
「これだけは言える。もうめちゃくちゃ今拓真が強いです」
しかしそういう王者だからこそ天心の才能が覚醒するのかもしれない。
「2択で迷った時には本当にきつい方を選ぶ。世界ベルトが欲しいわけではなく、本当に強い選手と言われる人とやって勝つことに意味がある。いいのか悪いのかわからないが、それをやってこその人生。本当のプロの格闘家だと思っている」
今回の試合用のチームTシャツなどのイメージカラーは、これまでのグリーンではなく「戦う色。炎を前面に出した」赤である。

