「パラグアイはエムバペをズタズタにするつもりだった」エムバペがGK握手無視でボールをぶつけられるも仏デシャン監督が試合後の“乱闘”を防ぐため「屈強な2人の選手に守らせた」
パラグアイは、ありとあらゆるダーティーな手段を使ってきた。
同メディアは「パラグアイ代表による危険なプレー、小競り合い、反スポーツ的なファウルが相次いだ」と伝えた。
パラグアイは29回のタックルを仕掛け、そのうち13回はファウルとなり、中には非常に危険なものも含まれていた。さらにスポーツマンシップに反する行為も数多く見られた。それでも主審はなぜかパラグアイに1枚のイエローカードも提示しなかった。
特にエムバペがターゲットになっていた。肘打ちを浴び、同35分には、エムバペがユニフォームをつかまれて、怒ったエムバペが胸を小突いたため、あわや乱闘になりかけた。VARにより判定が覆り得たPKのシーンでは、パラグアイの選手が激しく抗議。グスタボ・ベラスケスはエムバペのPKを妨害しようとして、ペナルティースポットを足で蹴ってグチャグチャにする始末だった。それでも、エムバペは冷静にゴール右へ決勝ゴールを流し込んだ。
デシャン監督は、後半のハイドレーションブレイクで、こう選手へ語りかけた。
「私たちはリードしているのだからパラグアイの挑発に乗ってはいけない。乗ってしまえば勝ち抜くことはできない。余計なことは絶対にしてはいけない」
フランスは冷静だった。
エムバペもこう振り返っている。
「手を汚さねばならないならそうするよ。こんな表現で申し訳ないけれどね。僕たちは、そういう戦いもまったく問題ない。相手は、僕たちがタキシード姿でやって来て、美しいプレーやワンツーだけを見せると思っていたんだろう。でも僕たちは、汚いサッカーのやり方も知っているし、今日実際にそう戦ったし、勝った。そして、その土俵でも僕たちの方が相手より優れていた」
パラグアイの挑発に乗らなかったフランスの戦いを評価したのは、元ノルウェー代表のレジェンドのイブラヒモヴィッチ氏だ。この試合を中継した米FOXスポーツの解説を務め、こう分析していた。
「フランス代表にとってはこれまでとは違う種類の試練だった。重要だったのは、相手の挑発に乗らず、冷静さを保ち自分を見失わず、パラグアイの罠にはまらないことだった。フランスは落ち着きを見せた。彼らは終始冷静で、自分たちがやるべきことをやり遂げた。笑顔で相手に応じたんだ。それこそが最高の返答だよ。ゴールを決め、試合に勝ち、サポーターのもとへ行って一緒に喜ぶ。それが相手への最高の返し方なんだ」
ジョークを交えてこうも伝えた。
「冷静でいるのは本当に難しいことだ。私だったら、この試合でレッドカードを4枚くらいもらっていただろうね。そしておそらく誰かを×××していたかもしれない。私は本物のサッカーをするのが好きなんだ。誰かが挑発してくるようなプレーは好きじゃない。でも、それもサッカーの一部ではある」
波乱の戦いを乗り切ったフランスは次戦でベスト4をかけてモロッコと激突する。

