• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 日本ボクシング界へ“黒船”「ズッファ・ボクシング」襲来を超大物クロフォード氏が「日本に持ってくるのはいいこと。若い選手が成長する場に」と猛プッシュも反発を受け波紋広がるは必至
左からテレンス・クロフォード氏、abc株式会社の松田元代表、平本蓮
左からテレンス・クロフォード氏、abc株式会社の松田元代表、平本蓮

日本ボクシング界へ“黒船”「ズッファ・ボクシング」襲来を超大物クロフォード氏が「日本に持ってくるのはいいこと。若い選手が成長する場に」と猛プッシュも反発を受け波紋広がるは必至

プロボクシングの元3階級4団体統一王者のテレンス・クロフォード氏(38、米国)と金融サービス事業を手がけているabc株式会社の合弁会社「Crawford Production Japan(仮称)」の設立合意発表会見が14日、都内で行われた。計画のひとつに欧米で賛否を巻き起こしている新興団体「Zuffa Boxing(ズッファ・ボクシング)」の日本参入をプロデュースするプランがあり、ズッファのトップと交流のあるクロフォード氏が猛プッシュする意向を示した。まだ何も交渉が進んでいないが、もし日本参入が具体化すれば波紋を広げそうだ。

 RIZINファイターの平本も登場!

 欧米で賛否が渦巻いているあの“黒船”が襲来するのかもしれない。
 この日、クロフォード氏と「多様性を通貨にする」を掲げ、仮想通貨などを扱うabc株式会社との合弁会社の設立合意会見が開かれ、クロフォード氏と、松田元代表が合意書にサイン、クロフォード氏は拳に朱肉をつけ「結」と書かれた和紙に押印する「拳の調印式」のセレモニーが行われた。同社はクロフォード氏の知見、人脈、ネットワークの協力を得て、日本では、まだ市場が確立されていない格闘技を通じたPPVビジネス、IPビジネスを展開していく計画。自らは興行を行わないが、RIZINなどの既存の格闘団体や、各配信会社との協力関係を構築し、最終的には、UFCやWWEを束ねるエンデバー/TKOのような総合プロダクションを目指すという。
 またRIZINで活躍している総合格闘家の平本蓮ともアンバサダー契約を結び、この日の会見に登場した。平本のファイトマネーが16億円、32億円規模にしていく試みや、若手格闘家などの市場価値を高めるため、Web3.0を核にしたエンゲージメントを活用しながらプロデュースを行っていく方針だ。
 この合弁会社の立ち上げに関してすでに様々なプランが練られているが、その中のひとつが、米国でスタートしたプロボクシングの新興団体「ズッファ・ボクシング」の日本上陸のプロデュースだ。
 松田代表は「米国で注目を集めているスラップバトル、ズッファ・ボクシングといった、日本にまだ来ていないエンターテイメント興行の日本での展開ができないものか」と明かした。
「ズッファ・ボクシング」はサウジアラビア「リヤドシーズン」の資本提供を受けているTKOグループが設立したWBC、WBA、IBF、WBOに続く新興団体。世界最高峰の総合格闘技団体UFCのトップのダナ・ホワイト氏が社長を務め、ベルトの1本化を掲げ、バンタム級を最軽量に、フェザー級、ライト級、ウエルター級、ミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級、ヘビー級の8クラスに絞り、より王者の価値を高めようという狙いがある。
 昨年12月に引退を表明したクロフォード氏のラストマッチとなった昨年9月のスーパーミドル級の4団体統一王者、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチは「リヤドシーズン」がラスベガスに進出してプロモートした興行。責任者である総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官やホワイト社長ともクロフォード氏は親交があるため、今回の合弁会社のミッションとしては最適だ。
 松田代表はさらにこう構想を明かす。
「詳細は何も煮詰まっていないため、なんとも言えないが、原則として既存の団体と連携していく。我々は興行主としてやるわけじゃない。最も相性の良さそうなところと組み立てていきたい。ただボクシング業界は、難しいシチュエーションがあるので、そういった方々にお声がけをさせていただきながらズッファ独自のプレゼンスを日本で出していきたい。最も興行収入、注目度の高い興行を行っている…RIZINも含めて、そういうところと我々が(ズッファ・ボクシングの)ライセンスを管理しながらご一緒できたらいい」
 つまりRIZINなどのメジャーな格闘技団体の協力を得て「ズッファ・ボクシング」の日本での興行を実現したいというのだ。

 

関連記事一覧