「数字が悪化していくとは思わない」大谷翔平は驚異の防御率0.74をどこまで維持できるのか?米メディアが見解明かす…「サイ・ヤング賞獲得は投球回数が障害になるが…」
ドジャースの大谷翔平(31)が驚異的な防御率0.74をマークしている。規定投球回数に5イニング足らないため、投手リーディングに名前は載らないが、事実上の“隠れ1位”。サイ・ヤング賞の論争と共に話題となっているのが、防御率0点台をキープできるかどうか。近代野球では、レッドソックスのダッチ・レナードが1914年にマークした防御率0.96が唯一の0点台で過去最高とされている。
近代野球での最高防御率記録は0.96
大谷の無双状態が止まらない。
3日(日本時間4日)のダイヤモンドバックス戦で6回を投げて2安打無失点。10試合に先発した時点でついに防御率は0.74まで向上した。イニング数は61回で規定投球回数に5イニング足りないが、6勝2敗で、WHIPは、0.787、67奪三振、18与四球、奪三振/与四球比(K/BB)は3.72となっている。
サイ・ヤング賞を獲得できるかどうかの論争と共に話題となっているのが、どこまで0点台をキープできるのかという議論だ。
MLB公式サイトによると、10試合に先発した時点での防御率0.74は、自責点が公式記録となった1913年以降の投手としては史上3番目の低さである。これを上回るのは、2021年のメッツのジェイコブ・デグロム(防御率0.56)と、1966年のジャイアンツのフアン・マリシャル(防御率0.59)だけだ。
メジャーリーグの史上最高防御率は1880年にティム・キーフ(トロイ・トロージャンズ)がマークした0.86で、近代野球では、1914年にダッチ・レナード(レッドソックス)が記録した0.96。記録が整備された1920年以降で言えば、1968年にボブ・ギブソン(カージナルス)が残した1.12が最高で、事実上、この記録が最高防御率として認められている。もし大谷が最後まで0点台をキープすれば、また歴史を塗り替えることになる。
大谷はどこまでこの数字をキープできるのか。
米サイト「ジ・アスレチック」は、読者からの「大谷翔平のサイ・ヤング賞争いをどれほど真剣に考えるべきだろうか? 防御率(ERA)が素晴らしいが詳細な分析指標を見るとその防御率の良さが今後もそのまま続くとは限らないように見える。今後どのくらい成績が落ち着いてくると考えられるか?」という質問にこう答えた。
「私は数字が悪化していくとは思わない。大谷は前回のダイヤモンドバックス戦で新たな感覚を見つけたように見えたし、自身も制球に手応えを感じていると語っていた。純粋な球質という観点では、大谷はリーグ最高レベルに位置している」
0点台をキープできる可能性を示唆したのがケイティ・ウー記者だ。
また米サイト「スポーツノート」もサイ・ヤング賞の獲得可能性を分析した記事の中で「大谷は再び野球の常識を覆している。2026年シーズン最初の10先発を終えた時点で、ロサンゼルス・ドジャースの二刀流の怪物は歴史的なレベルの投球を見せている。防御率0.74という驚異的な数字を記録し、ほとんど打たれる気配がない」と記している。

