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拳四朗が7.20両国でWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む
拳四朗が7.20両国でWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む

拳四朗の7.20両国WBO世界王座決定戦で面白くなってきたスーパーフライ級…9月に坪井智也のWBC王座決定戦、矢吹正道vsモロニーのIBF世界戦も濃厚で日本人による統一戦プランが

プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦(7月20日、両国国技館)が元2階級制覇王者で同級3位の寺地拳四朗(34、BMB)が同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29、メキシコ)で行われることが発表された。WBA世界バンタム級王座を獲得したジェシー“バム”ロドリゲス(26、米国)が返上した3つのベルトのうちの一つで9月に予定されているWBCのベルトの王座決定戦にはアマの世界選手権金メダリストでプロ転向後無敗の1位にランキングされている坪井智也(30、帝拳)が挑む方向。またIBF世界フライ級王者の矢吹正道(33、緑)が3階級制覇に挑むIBF世界スーパーフライ級王者アンドリュー・モロニー(35、豪州)との対戦も濃厚とみられ日本人による統一戦の可能性が高まる注目の階級となってきた。

 拳四朗「3階級制覇がモチベーション」

 拳四朗の待ちに待った世界戦が決まった。バムが返上した3つのベルトのうちのひとつWBOの王座決定戦へ挑むことが発表された。
「本当に運がいいことにもう1回チャンスをいただいた。自分でも負けたままでは終われない。絶対に3階級を取って次につなげたい」
 ひな壇で拳四朗はそう意気込みを口にした。
 井上尚弥(大橋)や中谷潤人(M.T)が登場した年末のサウジアラビア興行で、IBF世界同級王者のウィリバルト・ガルシア(メキシコ)に挑戦予定で、両者は前日計量までクリアしたが、直後に王者が体調不良を訴えて病院に駆け込みドクターストップ。試合が中止となり拳四朗はサウジの会場で悔し涙を流した。
 体調不良のはずのガルシアが翌日の朝食会場で普通に食事をしている光景を見かけてさらに怒りが沸点に達していた。
「あの時は本当に頭が真っ白になって辛かったですが、そこから意外とすぐに切り替えてまたチャンスが来るまで頑張ろうと普段通り練習してきた。12月に向けて練習は頑張っていたので、今までと(試合間隔は)そこまで変わらない。ただリングからは長く離れているのでリングに立つと多少は緊張するのかな。今はすごくワクワクしています」
 拳四朗は、ガルシアとの再セットを求めていたが、IBFはモロニーとの指名試合をガルシアに指示。その世界戦を亀田興毅氏の3150FIGHTが入札で落として6月6日に愛知県国際展示場で、モロニーが僅差の2-0判定でガルシアを下して新王者となった。
「やりたかったけど、負けちゃった。 もうふざけんなという感情があります。なるべく考えないようにしますけどね」
 それが本音だろう。ガルシアのおかげで描いていたプランは大きく崩れた。IBF王座を奪い、バムとの4団体統一戦を目論んでいたのだ。
 ガルシア対モロニーの試合を見る限り、もし拳四朗が先に対戦していれば間違いなくスピードで圧倒していただろう。
 そのバムは、井上尚弥戦を見据えてバンタム級に転級したため、もう対戦の可能性はなくなったが「3階級制覇と初めてのWBOのベルトがモチベーションになっている」という。
 対戦相手のイスマエル・ゴンザレスは、拳四朗より年下だが過去に4度の世界挑戦経験がある。いずれも敗れたが2020年には、あの4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の強打を浴びながらも判定に持ち込み、2022年には、バムと接近戦で打ち合い、倒されることなく判定決着となったタフなボクサーファイター。32勝12KOでKO率は高くないが、遠い距離から右ストレートを容赦なく打ち込んできて、メキシカンらしく至近距離でのアッパー、ボディなどのパンチも多彩だ。 
 フレームもスーパーフライにしては大き、3階級制覇への挑戦となる拳四朗が楽に勝てる相手ではない。2019年には、IBF世界同級挑戦者決定戦で来日経験があり、石田匠(井岡)に2-1判定勝利している。この時は、敵地判定を恐れたのが、序盤から猛ラッシュをかけてきた。

 

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