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スキンヘッドがトレードマークだったFIFA審判委員長コッリーナ氏がエジプトが激怒したアルゼンチン戦の疑惑の判定について釈明(写真・ロイター/アフロ)
スキンヘッドがトレードマークだったFIFA審判委員長コッリーナ氏がエジプトが激怒したアルゼンチン戦の疑惑の判定について釈明(写真・ロイター/アフロ)

「根拠のない非難は容認できない」FIFAコッリーナ審判委員長がエジプト抗議のアルゼンチン戦の疑惑判定で主審を支持……物議醸した取り消しゴールは「ファウルはファウルだ」

 アルゼンチンがスーパースター、リオネル・メッシ(39)の劇的同点弾でエジプトに3-2で逆転勝利した試合でゴールが取り消されるなどした疑惑判定が波紋を広げているが、FIFAの審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ(66)が9日、FIFAの公式インタビューで疑惑のあった判定について説明した。コッリーナは主審を務めたフランス人のフランソワ・ルテクシエ(37)を支持。さらに政治的な影響を受けているとの見方を否定した。エジプトはFIFAに正式な抗議文書を提出していた。

 PK疑惑は「通常のプレーの範囲内の接触」

 ヘッドスキンがトレードマーク。2002年の日韓W杯決勝で主審を務め、日本でもお馴染みのFIFAのコッリーナ審判委員長が、エジプトが激怒しメディアやSNSでも物議を醸していた疑惑の判定についてFIFAの公式インタビューで説明した。
 コッリーナ氏はまず圧力の問題をキッパリと否定した。
「サッカーでは判定について議論が起こるのは普通のことです。ですが、判定を議論することと、審判の誠実さや公平性を疑うことは全く別の問題です。誰であっても、FIFAの審判が誰かの影響を受けているなどと主張することはできません。私たちは誰からも影響を受けません。たとえFIFA会長のジャンニ・インファンティーノであっても同じです。審判は誠実に判定を下しており、選手や監督と同じように、常に最善を尽くしています」
 そして「そのような根拠のない非難は非常に危険です。審判本人だけでなく、その家族に対する脅迫や攻撃につながる可能性があるからです。決して容認できません」 と続けた。
 アルゼンチン戦後にエジプトのホッサム・ハッサン監督は、フランス人のルテクシエ主審に直接、「これは不当だ。試合を結果をあらかじめ頭の中で決めていらんだろう!」と抗議。
 さらに会見でも怒りが収まらず「おそらく彼らは現ワールドチャンピオンを大会に残したかったのだろう。おそらくメッシに勝ち残ってほしかったのだろう。結果は試合中のピッチ内の要因、さらには試合前から存在した要因にも左右された。どうやらアルゼンチン側が審判に圧力をかけていたようだ」と激怒していた。
 エジプトサッカー連盟も正式な抗議文をFIFAに提出。
 疑惑の判定の調査と不正が明らかになった場合、当該審判団をを今後のW杯の審判から除外すべきだと主張した。
 2017年からFIFAの審判委員長を務めているコッリーナ氏は、エジプト側が声明で「我々は正当なゴールと明白なPKを奪われた」と訴えた2つの疑惑判定についても、詳しく説明した。
 後半13分に電光石火のカウンター攻撃からモスタファ・ジーコが奪った2点目が、VAR判定の末、取り消された。自陣でアルゼンチンのDFリサンドロ・マルティネスから2人がかりでボールを奪った場面でMFマルワン・アティアが足を踏み、引っ張るなどのファウルを犯していたと判断されたのだ。 だが、このファウルはアルゼンチンが攻撃していた場面で起きたものであり、エジプトのゴールにつながるまでには、ピッチ全体を使ったプレーが続いていたため、VARがそこまで遡ってファウルを取りゴールを取り消したことが物議を醸していた。

 

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