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全仏の女子ダブルスでボールガールにボールをぶつけて失格となった加藤未唯。失格を求めた対戦相手の態度や審判団の処置を巡って世界的な炎上騒ぎが収まらず( 資料写真:ムツ・カワモリ/アフロ)
全仏の女子ダブルスでボールガールにボールをぶつけて失格となった加藤未唯。失格を求めた対戦相手の態度や審判団の処置を巡って世界的な炎上騒ぎが収まらず( 資料写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

「失格を求め笑っていたブズコバが3年前のスポーツマンシップ賞の受賞者だって?」加藤組の全仏OP“ボールガール直撃失格問題”を巡っての世界的な批判“炎上”収まらず

 加藤は、すぐさま自身のSNSで謝罪して、賞金とポイントを没収されたことを報告しているが、元ダブルス世界1位のポール・マクナミー氏は、「(加藤が)謝ることは何もないと思います。勝ち進むチャンスを奪われてしまったことが悲しい」と援護した。
 また全仏の女子シングルスで4回戦進出経験のある米国のジェイミー・ハンプトン氏は「(WTAに)控訴すべき。あの処分を受けるべきではない。握手をしたことはとても敬意であふれ、私よりも素晴らしい人間性がある。私であれば拒否していただろう」と処分に不服を訴えるべきだと主張した。
 
 一方で、ルールに従った裁定を支持する意見もある。
 ユーロスポーツは、通算585勝355敗の成績を持つ同局の専属評論家のティム・ヘンマン氏の意見を紹介した。
 ヘンマン氏は、1995年のウィンブルドンの男子ダブルスで不注意にもボールボーイにボールをぶつけたことで、彼自身も失格となった経験がある英国テニス界のレジェンド。ヘンマン氏は、「事態の展開が加藤にとって不運だった」と強調する一方で「(ボールをぶつけた)責任は負わなければならない。あのようなやり方でコートの反対側へボールを打つのは不注意だった。コートの周りにボールを打つことは、責任を持ってやらなければならないことのひとつだ。悪意はなかったが、彼女はボールを打ち、それがボールガールに向かっていった。ボールガールはとても動揺して、そのことで泣き出した。審判、現場責任者らを難しい状況に追い込んだ」と主張した。
 また故障のため今大会を欠場した男子ランキング26位のニック・キリオスも「意図的にやった行為ではないだろうが、もしボールを子供に当てるようなことがあれば失格だ」と、審判の裁定を支持するニュアンスでツイートしている。
 賛否が飛び交う世界的な大騒動の中で、当事者のブズコバの釈明コメントを紹介したのが、彼女の母国チェコのメディアの「BLESK.CZ」だ。
「サラ”も”私も、その瞬間(ボールガールにボールが直撃したところ)を見ていない。しかし、その女の子は泣いていたので痛かったのだろうし、それなりの衝撃はあったのだろう。私たちはただ、審判に『この出来事を少しは気にしてほしい』と伝えたかっただけ。女の子は、その後15分間、本当に泣いていたのだから。その後(の判断は)彼(審判)に任せた」
 ブズコバは、失格を強く訴えたわけでないことを説明した。

 

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