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全仏OPでボールガール直撃事件で失格となった加藤が海外メディアにその舞台裏を赤裸々に語った(写真:picture alliance/アフロ)
全仏OPでボールガール直撃事件で失格となった加藤が海外メディアにその舞台裏を赤裸々に語った(写真:picture alliance/アフロ)

「人々のために(勝った)」加藤未唯が全仏混合ダブルスで初の決勝進出も騒動収まらず…ボールガール直撃失格問題で”非難殺到ペア”を破った豪州選手が”やりすぎ”ツイート

 前出のnews.com.auは、「オーストラリア選手のペレスが、全仏オープンでダブルスの悪人たちをやっつける」との見出しを取って、この試合を報道した。
「ソリべストルモとブズコバは、誤ってボールガールにボールをぶつけた相手をグランドスラム大会から3回戦で失格させるように働きかけた後、テニス界の悪役となった。テニス界は、厳しい失格処分に驚き、2人の主張はスポーツマンシップに欠く行為として非難を受けた。ファンは、ソリべストルモが、その後のシングルス4回戦で敗れた際に“因果応報の目にあった”と言い、ペレスと、メリチャーがダブルスの大会を終わらせたときも同じような感想を持たれた」と厳しい論調で伝えた。
 そして「ペレスは、テニスの話題を熟知していて、試合結果のツイートに『人々のために!!!』と絵文字付きでリツイートした」と続け、ぺレスが、テニス関係者やファンの声に応えて、このスポーツマンシップに欠けた2人に勝ったとツイートしたことを紹介した。ブズコバとソリベストルモの2人は、SNSなどによる“2次被害”を強く訴えている。ここまでやるのは、いささか度が過ぎているのかもしれない。
 今回の騒動は失格処分を下した運営サイドに大きな問題があり、加藤は提訴、プロテニス選手協会も、「不公平で不当な処分」との声明を出し、没収された賞金とポイントの返還を求めている。2人が失格をどれだけ主張しようと、審判団が断固として拒否すれば、ここまでの騒ぎには発展しなかっただろう。
 ただ失意を乗り越えた加藤の混合ダブルスでの快進撃をテニスファンがあたたかく見守り応援してくれているのは明るいニュース。決勝戦はビアンカ・アンドリースク(カナダ)、マイケル・ビーナス(NZ)組と今日8日に行われる。

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